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苺とチョコレート [DVD]
・ホルヘ・ぺルゴリア ・ウラディーミル・クルス ・ミルタ・イバラ
【アップリンク】
発売日: 2001-09-28
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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・ホルヘ・ぺルゴリア ・ウラディーミル・クルス ・ミルタ・イバラ
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カスタマー平均評価: 4.5
キューバの空は眩しかった 観た時に一番最初に思ったのが
「好みじゃな??い」
ってことだった。
何が????
主人公2人のルックスが。
でも不思議なことに
観ていくにつれて
どんどんどんどんチャーミングに見えてくるの。
考えてみれば
ゲイをある種偶像化して
勝手な物語性を押し付けるのは
観る側の勝手なやり方で。
本当はさ、
いろんなタイプがいて
めめしかったり
卑怯だったり
でも
自分の人生には雄々しかったりするのよね
なんてことを考えた作品。
観ているノーマルのエゴをも浮かび上がらせる秀作。
キューバへの思いと心 あまりお目にかかることキューバ映画。 キューバでは映画制作がとても少ないらしいのですが、本作品はキューバという国の共産主義的あり方、その中に生きる人々のあり方がとてもすばらしく現されています。 アメリカ映画のような派手さはありません。しかし、人と人との心の触れ合いに心温まる作品です。ホモセクシャルな芸術家ディエゴ役のホルへ・ペルゴリアは、本作が映画初主演といいますが圧倒的な存在感があり、作品にすばらしい魅力を与えてくれています。 人との間にある垣根を越えてみたくなる。そんな作品です。
★★★追加 素晴らしい人間賛歌です。正直ホモセクシャル映画は何となく気持ち悪いのであんまり観ないのですが、これはよかった。10年経っても思い出せる貴重な映画でした。 ちなみに、この作品以降ウラディミール・クルスが大いに気になり注目してるのですが、出演作品はあまり日本公開にならないし、DVDにもならないので悔しい思いをしています。チープな作りながら笑える「ビバ!ビバ!キューバ!」や禁じ手のオチの「バスを待ちながら」は、いずれも地味でいい作品なので、興味があれば是非観て下さい。
キューバ人の心 物語の中におけるディエゴとダビドの関係は、国内における体制と反体制、自由主義と共産主義、あるいは教師と生徒、男と女、男と男など様々な対立と融和の象徴であるかのようだ。これらの対立を描いた本作品は、多くのキューバ人が抱えている心情を写し出している鏡のようにも感じられた。
Fresa Y Chocolate キューバの同性愛者が迫害をうけるという物語に「夜になる前に」というアメリカ映画がありますが、この映画「苺とチョコレート」はキューバ自身が「反革命的ゲイ」を正面きって描いているという点で大きな驚きをもって見ました。階級・男女・貧富といったあらゆる社会的差別を解消することを信じて行なわれたキューバ革命も、同性愛者に対する厳格な偏見から自らを解放することには成功していないという現実を突きつけているわけで、そうした内容の映画が製作はおろか公開されて高い評価を得るということが93年のキューバで起こりえたということに驚愕を禁じえません。93年の東京国際映画祭グランプリ受賞作である中国映画「青い凧」は、共産党員の描き方が適切ではないないという理由で中国国内では上映禁止となりました。そういうわけで私には、共産主義国家は体制批判的映画には厳しくのぞむものというイメージがあるのです。 自宅のベランダからハバナの家並みを眺め渡しながら「Vivimos en una de las ciudades ma′s maravillosas del mundo. ( 僕らは世界で一番美しい街に住んでる)」と語るディエゴ。彼はこの街をこよなく愛しているわけで、それが崩壊する一方である姿に心痛めます。彼はこの街にとどまって何かをしたいと考えているのです。 革命を信じるダビドがディエゴを思想改革しようと懸命に弁をふるうシーンがあります。農村出身でありながら大学へも通えるようになったのは革命のおかげと語るディエゴ。しかしナチスも、貧しい青少年に富裕層と同じように旅に出る経済的余裕を与えることによって思想的に取り込むことに成功していった事実があります。(「ナチ独裁下の子どもたち」講談社選書メチエ)貧困解消の到達点が、芸術の発表の機会を奪う世界であっては決してならないはずです。 いろいろと考えること多き映画でした。
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エマニエル3部作セット 無修正版 [DVD]
・シルヴィア・クリステル
【東北新社】
発売日: 2001-02-23
参考価格: 10,500 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 12,000円〜
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・シルヴィア・クリステル
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カスタマー平均評価: 4
3作品しっかり楽しめました。 1作目は内容・映像ともにバランスが良く、鑑賞後にほんのり体温が 上がるような心地よさの残る作品。アー、目覚めちゃった! 新境地に達した彼女は2作目ではバリ島を舞台に更にパワーアップ。 狙った獲物は逃がさない。彼女の辞書に不可能とフラストレーションの 文字はなく、その潔さには脱帽。 3作目に入ると、それまでの快楽主義万歳とは違う展開に戸惑うエマニエルと周囲の人々の心的描写も組み込まれていて、 1作目にやや戻った感じも。 3作目エンディングに流れるお馴染みテーマソングの和訳は必見!
堪能的かつ芸術的 伝説ともなったエマニュエル夫人。 女性が見ても思わず溜め息が出てしまいます。 ああ、私もこんな女性になりたい...。
女性が見ても溜息もの。 たんなるアダルトビデオではなく、女性が見ても思わず溜息が出てしまう程綺麗でした。 画像の質も鮮明で満足です。
エマニエル3部作 映像が綺麗で、どぎつくない描写が気に入った。
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[ DVD ]
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アルノー・デプレシャン DVD-BOX
・ティボー・ド・モンタランベール ・エマニュエル・サランジェ
【紀伊國屋書店】
発売日: 2003-07-25
参考価格: 15,120 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 13,000円〜
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・ティボー・ド・モンタランベール ・エマニュエル・サランジェ
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カスタマー平均評価: 0
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人間の條件 DVD-BOX
・仲代達矢
【松竹】
発売日: 2009-07-29
参考価格: 16,380 円(税込)
販売価格: 12,121 円(税込)
( 近日発売 予約可 )
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・仲代達矢
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カスタマー平均評価: 0
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アムステルダム・ウェイステッド [DVD]
・フェム・ファンデン・エルズン
【アップリンク】
発売日: 2003-02-28
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 12,000円〜
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・フェム・ファンデン・エルズン
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カスタマー平均評価: 4
ロッテルダム? アムステルダムのドラッキーなアンダーグランドシーンを描いた青春映画?かな、これは。最後にロッテルダムの有名GABBAユニット、Euromastersの「Alles Naar De Kl--te」がかかりますよ!!
ブッ飛ばせ!! チューリップや風車といった表の顔を持つと同時に、自由の街としてヨーロッパや世界中の若者の憧れの街アムステルダム。 オランダ国内の田舎町ティルブルフからやってきたジャッキーとマーティンは新しい生活で、ドラック、パーティー、新しい友達と全てが順調かに思えたが…。見る人に映像体験としてドラックを経験させるような内容で、カラフルな映像と音楽、個性的な登場人物もなかなかです。 ドラックなどの社会的問題を描いた映画というより、アムステルダムのアンダーグランドシーンを描いた青春映画といった感じです。
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[ DVD ]
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ヴィム・ヴェンダース DVD-BOX 旅路の果てまで
・サミュエル・フラー ・イエラ・ロットレンダー ・イザベル・ヴェンガルテン ・ハンス・ツィッシュラー ・リューディガー・フォーグラー
【VAP,INC(VAP)(D)】
発売日: 2007-12-21
参考価格: 16,590 円(税込)
販売価格: 12,929 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・サミュエル・フラー ・イエラ・ロットレンダー ・イザベル・ヴェンガルテン ・ハンス・ツィッシュラー ・リューディガー・フォーグラー
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カスタマー平均評価: 4.5
ヴェンダースBOXの最高峰 ヴェンダースの『パリ・テキサス』以前の作品を中心としたボックスセット。なので、『BVSC』だけが少し異色な感じがしました。『まわり道』だとしっくりくるのに。以前のボックスに入っていたからですね。
しかし...『都会のアリス』『さすらい』の2作品が入っているだけで、買う価値アリです!!
この『都会のアリス』は『緋文字』で失敗を乗り越えたヴェンダースの渾身の1作です。ヴェンダース史上最高傑作です。まだ見ていない方は是非。
ちなみに、特典映像の『ワニの家族/島』もいいですよ。
遅まきながら 「都会のアリス」
「さすらい」
「左利きの女」
「ことの次第」
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(フィルム・テレシネ・バージョン)」
の5作品が収録。
初期の短編作品「ワニの家族」「島」とインタビュー映像が収録された特典ディスク付き
ヴェンダース監督作でこれまでBOX化されなかった商品の寄せ集めといったところですが、やはり「都会のアリス」・「さすらい」の再販は嬉しいです(「左利きの女」は本当はヴェンダース監督作ではないのですが)。
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[ DVD ]
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バンドワゴン [DVD]
・リー・ホームズ
【パイオニアLDC】
発売日: 2000-12-22
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 12,000円〜
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・リー・ホームズ ・ジョン・シュルツ
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カスタマー平均評価: 4.5
バンドのリアリティ あの大槻ケンヂもこの監督はバンドがわかってると言ったリアル・バンド・ストーリー。キャラも面白い。音楽的にもパワー・ポップ好きはマスト!
シナリオよりも キャラクターの強い個性、そして仲間達と音楽を愛してるって気持ちがつまったないようだった。ストーリーはベタベタだけど、映画の中だけで終わらせてしまうのは勿体ないと思うほどの、ノリ!!最高!!最近のドラマよりもよっぽどキャラクター設定がうまい。アメリカじゃないとここまで映画の中の音楽がセンスのいいものにならない
バンドって大変なのね。 シャイ、おしゃべり、喧嘩っ早い、気難しい、この性格を持ち合わせた人達が集まってバンドを始めたら?っていうのがこの映画で一番楽しいところ。メンバー以外でもキャラクター的に楽しい人がたくさん出てきます。音楽系の内容なので曲はどうなのよ?って思ったあなた!USロックとかが好きだったら絶対に気に入るはずです。本人達が真剣なだけに笑えちゃうこの映画、見る価値ありです!
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[ DVD ]
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ピクチャーブライド [DVD]
・工藤夕貴 ・アキラ・タカヤマ ・タムリン・トミタ
【JVCエンタテインメント】
発売日: 2000-11-22
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 12,000円〜
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・工藤夕貴 ・アキラ・タカヤマ ・タムリン・トミタ ・カヨ・マタノ・ハッタ
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カスタマー平均評価: 5
なぜ、再販しないのか? 佳作。
日本人として、知っておくべき内容であるという意味でも、メーカーには再販する社会的責務がある、と言いたくなる。
ハワイへ行く人にはもちろんだし、日本人というものを、世界の中で見つめなおすためにも、非常に為になる一本。
地味な作品ではあるとは思いますが、つくりは端正で好感が持てますし、島を包む夜の空気、工藤夕貴の肢体の艶かしさなど映像美の点でも独特の良さがあり、諸般の事情を何とかクリアして再販して欲しいです。
カヨ・ハッタの渾身作 惜しくも水難事故で亡くなった、カヨ・ハッタの代表作。工藤夕貴が写真花嫁としてハワイに嫁ぐストーリー。夕貴は本作の好演が目に止まり、「ヒマラヤ杉に降る雪」のヒロインに抜擢され、ハリウッドでも知られる日本人女優になった。紙芝居の弁士役で三船敏郎が特別出演。このシーンはやはり画面が引き締まる。カヨ・ハッタが神のように尊敬していた三船は、本作が最後のハリウッド作品となってしまった。比較的描写も正確であり、「愛と哀しみの旅路」とともに、日系アメリカ人の苦闘を描いた傑作である。
美しい日本女性の物語 一度ビデオを借りてみましたが、とても気になって DVDを求めましたが、品薄で結構な投資となりました。 それでも、決して損をした気にならず、私個人にとっては お気に入りの一つに加えたい作品です。 20歳を少し超えたばかりの工藤夕貴は、 宝石のように輝いていました。 監督も女性で、映画全体が優しさに包まれていて、見た後に不思議な余韻が残る佳作だと思います。
ハワイの日本人の歴史を知るきっかけに。 このDVDはハワイでノースショアー観光をしたときに、 ツアーガイドさんに勧められた映画です。 今や、ハワイというと、ショッピング、サーフィンなどと楽しい イメージが多いですが、この映画のタイトルでもある「ピクチャー ブライド」、写真のお見合いでハワイへ来られて、苦労した日本人 の方々がいたからこそ、今のハワイの基盤があるんだな、と思うと すごく感慨深くなりました。 私自身、ハワイに住んで2年になりますが、政治や文化の面で、 このハワイ州は他の州よりも、はるかに日系人が多く、そして 日系人に住みやすい州であることを感じます。 それには、90年ほど前に苦労してさとうきび畑で働いてきた日系1世 の方たちの並々ならぬ苦労があったからで、 そして、その方たちが自分の子供たちの教育にお金をかけたからこそ 今のハワイの日系社会の基礎ができたと思うのです。 映画の中では16歳のリヨの心情が手に取るようにわかって、 すごく切なくなり、リヨのまわりの人たちとのふれあいや、 白人(アメリカ人)とポルトガル人の間の確執などもわかり、 またハワイの自然の風景もうまく撮影されていて、 本当にいい映画でした。 もっと違うハワイを見たい、という方には本当にお勧めです。 私も、ノースショアーを見る目が変わりました。 みていて、ほろり、ほろり、と涙が出る映画です。 特に女性の方にお勧めです。 ハワイへ行く前に見て欲しいです。
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[ DVD ]
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コーリャ 愛のプラハ [DVD]
・ズディニェク・スヴィエラーク ・ヤン・スヴィエラーク
【パイオニアLDC】
発売日: 2000-11-24
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 12,000円〜
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・ズディニェク・スヴィエラーク ・ヤン・スヴィエラーク
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カスタマー平均評価: 5
国境を越えた父子愛 ロシア軍戦車が街中を横行する旧チェコスロバキアの首都プラハ。オーケストラ出身のチェロ奏者ロウカは、今はしがない教会の葬儀曲演奏者に身を落としている。そんなロウカの元に、子連れの美人ロシア女との偽装結婚の話が舞い込む。金に困っていたロウカはやむなく承諾するが、女は東ドイツへ亡命。ロウカはロシア人の子供コーリャを引き取るハメになり、秘密警察からも目をつけられるのだが・・・。
ラジオ放送やロシア軍戦車の騒音により社会主義体制抑圧下の生々しさが間接的に伝えらるものの、『存在の耐えられない軽さ』で描かれたような<プラハの春>の緊迫感はこの作品からは感じられない。コーリャを演じたアンドレイ・ハモリン君の愛らしさが多分にそうさせている感は否めないが、ストーリーはもちろん、映像の隅々にいたるまで全編を通じてこの作品には<愛>が満ち溢れているからだろう。その意味で、『コーリャ愛のプラハ』とは映画の中味をうまく表現している素晴らしい邦題といえる。
この映画の監督ヤン・スビエラークと、自らロウカを演じ息子のために本作の脚本まで手がけたというズディニエク・スビエラークとは実の親子。ヤンの幼少期における2人の関係については知る由もないが、映画館の前でコーリャがぐずるシーンや地下鉄で迷子になるシーンを見ていると、ロシアとチェコという国境を超えた普遍的な父子愛を感ぜずにはいられない。
ともすると、共産主義支配体制が東西冷戦下の<負の遺産>として映画の中で登場することが多いが、そんな体制の下でも優しい愛の物語がちゃんと存在したことを、この作品は証明しているのかもしれない。
泣きました 映画を観ていてそれ程号泣しない俺ですが、『コーリャ 愛のプラハ』には思い切り泣かせてもらいました。とても変なんですが、俺は二人が自転車に乗って楽しくサイクリングしているシーンで何故か泣いてしまいました。また、最後の二人が別れるシーンでも泣きました。『コーリャ 愛のプラハ』は泣けます。俺はいい映画を観せていただいた、と思っています。オススメです。未だ観てない人は観て泣いてください。父の子系に弱い人なら大号泣しちゃうかもしれません。
ただの感動モノじゃない!! 子ども好きで子どもがでてくる映画に見事に騙される方は結構多いと思います。
この映画も同様、コーリャのかわいさだけで充分楽しめるんですが、それだけじゃなく、
激動の時代に流されていく人々の様子もしっかりと描かれていて非常に面白い!
ただ、チェコの歴史を知らずにみると途中でわからなくなるかもしれません。
そしてこの映画はとてもシンプルです。
きっと他の映画だったらここは盛り上げに盛り上げるであろう所を
あまりにもあっさりと終わらせてしまうのです。
しかし、それが見事に感情の余韻となって心に残ります。
もう一つ秀逸だと思うのがコーリャ視点の景色の捉え方です。
満員電車で人をかきわける時、熱にうかされて天井を見上げる時…。
きっと自分にも経験があると思います。
映画のラスト、とっても有名な指揮者が出演しているようで、
クラシックファンの方も一見の価値アリなのではないでしょうか。
激動の時代に翻弄される2人 本当の親でもないのに子供の面倒を看させられる羽目におちいるが、やがて子供との間に本当の親以上の愛情と信頼関係が生まれるという設定は、「グロリア」、「レオン」、「セントラル・ステーション」と多々ある。この「コーリャ 愛のプラハ」もこの設定を踏襲しているものの、主人公の男(ロウカ)と子供(コーリャ)との出会いと別れの背景にはチェコ及び東ヨーロッパの共産主義の崩壊がある。そのため、この激動の時代に翻弄される2人を見ていると「グロリア」等の作品以上に説得力があり切ない。
借金返済の為に子連れのロシア人女性と偽装結婚する羽目になるロウカや妻となったロシア人女性の亡命、コーリャを施設に入れた場合国籍がロシアであるためソ連に連れ戻されるという事実、そして共産主義崩壊による渡航の自由が2人にもたらす運命等、数々の悲痛な設定があるが激動の時代を考えると無理なく受け入れられ胸を打つ。
また、チェコという国の文化(食事は粗末でも音楽を愛するなど)やソ連に対する憎しみ(コーリャがロシア人であるが為、ロウカの母親から疎んじられる)はドラマに厚みを持たせるし、描かれているロウカの性生活は彼の人柄をみごとに表している。
そして、何といってもかわいいコーリャの演技は秀逸。風呂場でシャワーを受話器代わりにして母親に電話するマネをするシーンは涙が止まらない。
血の繋がらない男と子供の愛を激動の時代を通して描いた傑作だと思う。大衆の目から見た共産主義崩壊について知りたい人も、コーリャの愛らしい表情を堪能したい人にもお薦めの作品。
チェコ人の誇るチェコ映画の傑作 出張で行ったプラハのチェコ人の同僚たちに「いい映画ない?」と聞いたときに異口同音「コーリャ」と薦められた。これはチェコ人の誇る映画です。3年あまり通い続けて少しわかったチェコの人の素顔は複雑です。類型化が難しい。その難しさをある種象徴的に見せる映画と言ってもよいでしょう。音楽・人形劇・芸術全般におけるプライドと伝統、大国の狭間で翻弄されつつも永遠に続くかのような輝きを見せる街プラハ、美しい田園部の自然、一面密やかでありながらもおおっぴらなエロティシズム、中世からあるインターナショナリズム、事大主義に逆らうようなシニカルな反骨精神。ソ連共産主義時代を肴にして営々と続くチェコのナショナリズムと人間愛のようなものを淡々と描くその手法に、思わずニヤリとし、最後に泣かされる映画です。
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[ DVD ]
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パンチライン [DVD]
・サリー・フィールド ・トム・ハンクス ・ジョン・グッドマン ・マーク・ライデル
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2006-06-17
参考価格: 1,481 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 12,000円〜
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・サリー・フィールド ・トム・ハンクス ・ジョン・グッドマン ・マーク・ライデル ・デビッド・セルツァー
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カスタマー平均評価: 4.5
クサクナイトムとケナゲナサリーを引き立てる ライバルコメディアンの人々がとてもよい雰囲気を表現しています。トムの若い色気はベタベタしていないし、サリーはどこをとってもオバサンな主婦で、ワクワクを予感させつつ踏みとどまる賢夫人の役どころがピッタリ。この映画は深夜放送で観たと思いますが、この作品一発で「女優サリー」のファンになりました。人生の二者択一に迷ったら、ほっこりな感動と押しつけがましくないヒントが感じられると思います。サリー作品の「マグノリアの花たち」と同じくらい好きな作品なので、甘いかもしれませんが☆満タンです。
アメリカのコメディアンの世界に魅せられて、、、。 俳優トム ハンクス出演の名作が再DVD化をされました、コメディアンという職業は日本では有名ですがアメリカでもあるものなのですね、ごく普通の主婦で母親でもあるサリーには捨てられない夢があった、それは人々を笑わせる一流のコメディアンになる事、同じ酒場のステージに立つ医学生のステーブン(トム)は一流のコメディアンの才能があるが気難しく、情緒不安な所がある、そんなステーブンだが優しい人妻のライラに恋をし求婚をしてくる、だが、彼女は家庭をそしてなによりも夫を愛している為に彼の愛には応えられない、そんな中、行われたコメディアンの大会で彼女は優勝をするが、本当に大切なものを既に手に入れていた事に気づいた彼女は2位のステーブンに優勝を譲り愛する家族の元へ戻る、夫役を演じたのは映画(フリントストーン)で主役を演じた俳優ジョン グッドマン、太めなのに魅力的な実に不思議な俳優さんです、主役はライラを演じた女優サリー フィールド。
トムとサリー 主演の2人は後の「フォレスト・ガンプ」で母と息子役で再び競演していますが、この2人の相性は本当に抜群で、絶妙の演技を披露しているのでこの映画の満足度は高まったのではないかと思います。トム・ハンクスは代表作がたくさんあるので、この作品はあまり話題にはならないけれど、彼のお芝居をじっくり見てみたいならこの作品は見逃せないでしょう。
劇中で、サリー・フィールドがイメージチェンジをはかるシーンがあり大笑いさせられますが、やっぱり家族って良いなぁと感じさせられる場面になっています。
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