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ルディ [DVD]
・ショーン・アスティン ・ジョン・ファブロー
【ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント】
発売日: 2004-09-08
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 11,970円〜
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・ショーン・アスティン ・ジョン・ファブロー
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カスタマー平均評価: 5
めげそうになったとき、見たいかな・・・ 夢に辿り着くまでの、幾度とない挫折、
そして夢の地の現状・・・。
どんなに過酷であっても、挫折から立ち上がり、夢の晴れ舞台へと
望む主人公の、ひたむきな姿に心を打たれます
また、主人公を取り巻く脇役たちも、それぞれが素晴らしい
見えないところに、信頼関係って生まれてるのですね♪
色んな意味で、本当に素晴らしい映画だな?と思った矢先、
実話がもとになってるとは!
やはりノンフィクションは、心を打ちますね♪
現実に勝る感動はない、と思わせられた一作です
努力や苦労話が苦手、辛気臭いと思われる方には
☆3つぐらいかもしれませんm(__)m
たなぼた 何の気無しに観たらビックリしました! ドキュメンタリーが好き!っていう事もあるけど、「へぇ〜、こんな映画があったんだ〜」って、本当に観終わった時は感動だけが残りました。 やっぱり、夢を諦める事無く、やり通す事の大切さを再確認させられました。 観終わってから他の人のレビューを読み、更に驚き、本当に良い映画に出会ったな〜と感じています。 今後、ことあるごとに観る事になる1作だと感じています。
困難を乗り越える勇気と力をくれる! ヤクルト古田選手がブログで取り上げていた映画です。 主人公のアメリカンフットボールに対する熱意が次第に認められ、コーチやチームメイト、友達や家族や観客までも巻き込み、変えてゆく姿はただの“良い話”というのにとどまらず、“自分もがんばろう”と前向きにしてくれるものでした。 一生懸命は美しい、ラストはただただ感動です!!
胸が熱くなった 実際のルディは結婚し二人のお子さんに恵まれた。 ルディ財団を立ち上げ、若者たちに自己改善のための 奨学金を与えている。 お金は大学であろうが専門学校であろうが職業訓練所であろうが、 どこでも彼らの選んだ道に、彼らの夢のために充てられるという。 ルディならではの素晴らしい奨学金だと思う。また、マイアミのロースクールに旅立ったD=ボブだが、 彼のモデルになった方は現在連邦裁判所の判事をしている。
一生ものです… 出遭ったのは'98頃??…レンタルでした。・・・・・・ 決してフットボール選手として能力に恵まれてはいない主人公のフットボールに対する情熱とガッツ、そして挫けそうになりながらも自分の思いを貫く姿に感動し、私自身の生きる力にも昇華させ見続けてきました。 実在する彼の姿は携わる者全てに共鳴し、力を与えるのでしょう。チームメイトも彼の存在に勇気付けられ、必要とし、…そして彼を後押しし、クライマクスを迎えます…。 清々しさを感じる人、拳を突き上げて狂喜乱舞する人、サメザメと感動の涙を流す人…千差万別とは思いますが、「明日も頑張ろう!!」と言う思いだけは本作品を見終えた人全てが感じることでしょう。 フィールドの巨漢選手の間に立つ主人公を見て、彼のルームメイトが言います…「ルディ〜!! お前って小さいナァッ!!」でも視線は彼に釘付けです。 そして本作品を見る我々も、彼の姿に釘付けになるのです。 ・・・・・・引越の度にレンタルショップで探していましたが…このたび購入いたしました。一生ものです!!
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トリコロール/赤の愛 [DVD]
・イレーヌ・ジャコブ ・ジャン=ルイ・トランティニャン
【ショウゲート】
発売日: 2005-11-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,800円〜
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・イレーヌ・ジャコブ ・ジャン=ルイ・トランティニャン ・クシシュトフ・キェシロフスキ
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カスタマー平均評価: 4.5
運命至上主義 運命の不可避性とロマンティシズム双方を内包した良作でした。そして、綺麗な女の子の髪を濡らしたい、そんな情念に駆られる映画です。
モデルもやってる女子学生ヴァレンティーヌが一匹の犬を轢いてしまったことから始まる、盗聴を楽しむ偏屈じじいジョセフとの対話が物語の軸となっています。ジョセフはかつて判事をやっており、人を裁くということに激しい懐疑を持っています。そんなじじいですが、ヴァレンティーヌの「博愛」(=フランス国旗の「赤」)に、段々心が解きほぐされていきます。「赤の愛」と言いつつ、この物語には燃え盛るような情愛はありません。これは興味深いことです。
その一方でジョセフの青年時代の生き写しのようなオーギュストの物語も展開されます。そして長回しによってヴァレンティーヌとオーギュストが街ですれ違うショットが度々挿入され、2人が同じ空間に生きていることが繰り返し明示されるのです。
キェシロフスキはこの作品において、通常重なることのない時代と時代を並行させ、同時に混在させるという驚くべき手法を用いているんですね。よって老人ジョセフは未来からやって来たオーギュストであると考えるのが自然だったりするんです。そんな、荒唐無稽なファンタジーに身をやつしかねない物語に説得力を与えているのは、運命の持つ不可避性です。
ラストシーンを「こじつけだこの野郎」と言う人の気持ちも分かりますが、それ以前にこの物語は「こじつけ」の連続です。ただ、それがご都合主義じゃなく、あくまで厳然たる運命至上主義に貫かれているから味わい深いのです。
3作 私はトリコロール3部作の中でとくかくこれが一番好きです。イレーヌ・ジャコブの美しさと赤がマッチしている感じがしました。トリコロールの自由、平等、博愛をあらわしているのでしょうか?絵画のようでよかったです。
芯をあたためる、あか イレーヌ・ジャコブが好きだ。
あの理性の温かみがあふれるまなざしと、柔らかな唇のラインがとても好き。
ジュリエット・ルイス(の演じる女性)のように半切れみたいな小悪魔みたいな女の子になることにもちょっと憧れたけれど、やっぱりこういう、瑞々しくてピュアな女の人になりたいな。
イレーヌ・ジャコブは赤が似合う。
『ふたりのベロニカ 』でも本当に赤の色が綺麗だった。キェシロフスキの色使いが好きなようなのだが、でもちょっと「赤」をちりばめすぎではないか…という気もした。何だか色をテーマにした習作みたい。そのシーンひとつひとつは文句のつけようもないほどに素敵なのだけれど、もうちょっとぐっとしぼっても良かったのではないかなあと3部作を通して思わないでもなかった。
赤の愛は包み込むような物語だった。イレーヌ・ジャコブの丸みを帯びた存在感にとても似合っている。受け入れて、許す。
人生において深く傷ついたとしても、もしかしたら本当に些細なあたたかみでその闇から抜け出すことができるのかもしれない。本当に小さなことで。
人の心はそんなにがんじがらめではない。だからこそすごく不確かで矛盾もたくさんあるのだけれど。
どんなことにも相反するふたつの性質があって、でもひとの心はそんなふうに柔らかだからこそその極は絶対じゃない。何かを掴むことが出来れば。なにかにやさしく包まれるだけで。水が染み込むように、凍てついた指先が解けるように、景色にちゃんと色が加わる。
そしてそんな関係を人と結ぶことは頭で考えるよりも実際は簡単で、ふいの出来事なのかもしれないな。
河に葉っぱがおちて、それが色んな岩にそっと触れながら下流を目指すように。色んなことに触れて、時には空を見て、色んな景色を見て、水に潜って。
優しく歩いてゆきたい。しっかり見つめながら。あのまなざしみたいに。
ジャン・ルイ・トランティニャンは『暗殺の森 』以来。複雑な人格を雰囲気であらわしていた。強さも弱さも、人生の皮肉も高貴さも繊細さも。ああいうさりげなさはやはり見事だなというほかない。役者としてだけじゃなくて人生を渡ってきているから、その上で塗り重ねられた厚みなのだろう。それが一番すごい。
一番印象的だった「赤」は、夜、黒い車のボディに映る強い赤い光。ほう、って感じで。
観終わって温かい、優しい気持ちになれた。
何があるわけじゃなく、こういう描き方が私はすき。
おもしろかったのは…バレエのレッスン中にあんな風にうなっているひとはいないなぁと可笑しかった。
トリコロール完結編に相応しい作品! バランディーヌは非常に美しい。
自分の身の上に起きる出来事に、必死で誠実に向き合い、
傷ついたり悲しんだりする姿が、迷える若き一人の女性である。
なのに、恋人と危機に陥っても、決して媚びたり
すがりついたりすることのない芯の強さがまた美しい。
一方元判事のほうも、彼女に出会う中で変わっていく所が見どころ。
それでも「愛している人に裏切られて以来、誰のことも信じなくなった」
という彼の言葉は、胸に突き刺さった。
テーマ色の「赤」や、嵐、水・・・モチーフの見せ方が全二作に続き非常に巧い。
ラストはお見事。こう見せたか。
ポーランド人の友人の声を、鑑賞後久々に聞きたくなって電話してしまうほど、
映画であることを忘れて見る者を風景の中に取り込んでしまう映画である。
レマン湖のほとりに退職判事は暮らしていた 三部作の最後を飾る、「博愛」をテーマにした映画。
本作がもっとも解りやすいかもしれない。
前二作で法廷が重要な舞台になっていた理由が解る。
イレーヌ・ジャコブは本当に美しい。
欧州人には珍しく、実年齢より若く見える。
ジャン=ルイ・トランティニャンが渋いジイサンになった。
イタリア映画「激しい季節」の頃から比べると感無量。
文句ない、オトナのための映画。
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ママと娼婦 [DVD]
・ベルナデット・ラフォン ・ジャン=ピエール・レオ ・フランソワーズ・ルブラン ・イザベル・ヴェンガルテン ・ジャック・ルナール
【紀伊國屋書店】
発売日: 2002-06-25
参考価格: 6,300 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 11,970円〜
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・ベルナデット・ラフォン ・ジャン=ピエール・レオ ・フランソワーズ・ルブラン ・イザベル・ヴェンガルテン ・ジャック・ルナール ・ピエール・コトレル
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カスタマー平均評価: 5
愛 この世に娼婦などいないと、子供を作るセックス以外は不純なものだと、手塚治虫のアポロにもカラックスにも通ずる。男は分かったふりをしてすぐ忘れてしまうだろう。
面白い 3時間40分を越える作品の中身は、ひたすら恋愛と青春の倦怠を描いている。愛とセクッスについての監督自身の体験が物語るだけあり、キャストは数える程度にも関わらず話の内容はとてつもなく濃い。
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持参金のない娘 [DVD]
・アンドレイ・ペトロフ
【アイ・ヴィー・シー】
発売日: 2007-12-21
参考価格: 6,090 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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・アンドレイ・ペトロフ ・ニキータ・ミハルコフ ・アリーサ・フレインドリフ ・アンドレイ・ミャグコフ ・アレクセイ・ペトレンコ ・ラリーサ・グゼーエワ ・ヴィクトル・プロスクリン ・エリダール・リャザーノフ ・アレクサンドル・ボリーソフ ・ワジーム・アリーソフ
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カスタマー平均評価: 0
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ファイティングラブ [DVD]
・トニー・レオン ・サミー・チェン ・ニキ・チョウ
【キングレコード】
発売日: 2003-02-05
参考価格: 4,179 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 11,900円〜
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・トニー・レオン ・サミー・チェン ・ニキ・チョウ ・ジョー・マ
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カスタマー平均評価: 4
ありがちだけど元気が出ます サミーは香港の若い女性に人気だそうで、この作品を見るとその理由がなんだか良くわかる。トニーとサミー演じる2人の家族や住む家などはわかりやすい対比になっていたり、ストーリーもありがちといえばありがちで、ラストも「ああ、よかった??」と思えるハッピーエンド。でもトニーが随所に見せる目の演技や間の演技、勝気なサミーが思わずこぼす涙なんかに、ついつい引き込まれてしまいます。もう少し元気がほしいっていう時にお奨めかな?
期待しすぎました トニー・レオンとサミー・チェン共演のラヴコメディなので、ものすごーく期待して見ましたが…なぁんだこの程度か…が感想です。ふたりの演技にケチはつけないけど話がつまらない。トニーの演技はいつものどんな作品でも良いんだけど、本作ではイマイチ乗りきってないなぁと感じました。残念!
涙ぐむトニー トニー・レオンが見たくて購入しましたが、買って良かったです。昔のトレンデイドラマのようなコミカルな内容で、楽しく笑いもあります。花様年華のしっとりしたイメージがあったトニ-ですが、コメデイも上手く演じ分けていますし、違う一面を見ることができます。何故トニ-が涙ぐむのかは見てのお楽しみ。終盤ではサミー・チェン演じるヒロインを応援したくなること間違いなし!
ステキ! 〜深夜のテレビ放送で見てしまいました。15分でやめるつもりが、最後までシッカリ。 『インファナル・アフェア』でトニーレオンってステキな俳優さんだなと思い、「花様年華」「hero」と見てたんですが、コメディーも良かったです。 女優の彼女にはいいように扱われるし、優柔不断な男と、男も女も容赦なく泣かせ〜〜てしまう強気な女。最悪な出会いから、恋が芽生えていくお話です。 この女優さん初めて見たんですが、自然なのにとても魅力的な女性だなと思いました。 個人的には、男の前でもこびずに、自然体でいるヒロインに憧れてしまいました。 ステキなシーンにジーンとして、変てこな登場人物にプッと笑ってしまう〜〜、最高のラブコメディーでした! 〜
キュート! トニー・レオンは、茶目っ気たっぷりで「いかにも」な若店主を好演。サミー・チェンとのかけひきも、テンポが良くてラブ・コメディーらしい仕上がりです。普段、ラブコメをあまりみないのですが、これは素直に笑えました。テンポが命なんですね。トニーの演技は、シリアスもアクションもアンニュイな役も上手いと思うが、コメディーもなかなか!
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[ DVD ]
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グル・ダッド傑作選DVD-BOX
・グル・ダット ・ワヒーダー・ラスマーン
【紀伊國屋書店】
発売日: 2007-05-26
参考価格: 15,120 円(税込)
販売価格: 15,120 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 11,900円〜
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・グル・ダット ・ワヒーダー・ラスマーン ・アブラール・アルヴィー
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カスタマー平均評価: 0
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【2009年WW2 開戦70周年】好評リクエスト復刻感謝箱 独ソ攻防戦 “復活” BOX [DVD]
・ヴェニアミン・バスネル ・ユーリー・レヴィチン ・ドミートリイ・ドミトリエヴィチ・ショスタコーヴィチ
【アイ・ヴィー・シー】
発売日: 2009-04-24
参考価格: 14,800 円(税込)
販売価格: 14,800 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・ヴェニアミン・バスネル ・ユーリー・レヴィチン ・ドミートリイ・ドミトリエヴィチ・ショスタコーヴィチ ・ユーリー・ソローミン ・エフゲニー・レベジェフ ・イリーナ・アクーロワ ・ウラジストラフ・ストリジェリチク ・ミハリウ・ウリヤーノフ ・ゲオルギー・ジェノフ ・アナトリー・クズネツォフ ・ニコライ・エレメンコ ・ニコライ・オリャーリン ・ラリーザ・ゴルブキナ ・ミハイル・ウリヤーノフ ・ヴラドレン・ダヴィードフ ・ワシーリー・シュクシン ・ボリス・アンドレーエフ ・マリーナ・コワリョーワ ・ミハイル・ゲロヴァーニ ・V.サヴァーリエフ
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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オーソン・ウェルズのフェイク [DVD]
・オーソン・ウェルズ
【パイオニアLDC】
発売日: 2000-03-24
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 11,800円〜
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・オーソン・ウェルズ
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カスタマー平均評価: 4.5
こんなに面白いのに知らないなんて! 15年以上前にNHKでオンエアされたビデオを今でもたまに見ています。こんなに面白いのに最近再放送されていないのは悲しいね。オーソンウェルズのウソに見事にハマる事請け合いします。
どれが真実! オーソンウェルズにまるで魂を抜かれたような傑作である。オーソンウェルズの言うとおり見て行くと・・・詐欺にあった気分だ(笑)
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[ DVD ]
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王女メディア [DVD]
・ピエール・クレマンティ ・マリア・カラス
【パイオニアLDC】
発売日: 1999-12-22
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 11,800円〜
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・ピエール・クレマンティ ・マリア・カラス
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カスタマー平均評価: 4.5
神ひろしも参考にしたカラスの「王女メディア」 神ひろしです。10年前になります。蜷川幸雄さんの「王女メディア」に続き、私に「王女メディア」の主演の話をギリシャから頂き、まっさきに見たのがこのカラスの「王女メディア」です。
かなり土臭い感覚の映画で、好き嫌いは有ると思いますが、パゾリーニの世界と感じました。
ただ、オペラのカラスは革新的な演技だったと思うのが、パゾリーニはカラスを素材としてキャスティングしたようで、あまりカラスのアーティストとしての力量は必要なかったのかもしれないと感じました。
カラスほどの器のアーティストも、パゾリーニ監督の映像の風景の一つになってしまうのか?と・・・同じアーティストとしては複雑な感慨で見た映画でした。
悪いけど・・ どなたも大絶賛の中・ 言いにくいのですがつまんなかったです。大好きなマリアカラスが出てるので即買いでしたが、彼女の(ちょっと年くってますが)美貌は堪能出来るものの、素晴らしい歌が聴ける訳じゃ無し・唯一占いかなんかのところで、うぎゃー!と叫んで下さるだけ。全体に土臭い映像でギリシャ神話と言うよりどこかの部族の話みたい。半身馬の神だって、昔の映画だから仕方ありませんが人間の足の関節くっきりでドリフのコントじゃないんだからさ。出演者の容姿もカラス以外は美しくない人ばかり。なんか神々しさすら漂ってません。あまりのつまらなさにうとうと寝ました。はっと目覚めるとラストシーン。カラスの顔がぎょっとする程恐ろしかったです。まるで般若。この人ってすごい顔するなーと。オペラとか見てみたかったな。しかしCDはともかくDVDはすごく少ないので、だからこそ期待しまくってこれを買ったのですが・・・
エディプス神話と並ぶパゾリーニの傑作ギリシャ悲劇 嫉妬に狂ったメディアを、前世紀最大のオペラ歌手、マリア・カラスが熱演する、ギリシャ悲劇の映画化である。 とにもかくにも、本職の俳優ではないカラスの鬼気迫る演技に圧倒されるばかりである。突き放したような演出と乾いた画面の織りなす独特の映像美に、日本の長唄がオーバーラップして、無国籍な呪術的世界が現出する。 ヨーロッパ映画のレベルの高さを象徴するような名作映画だ。
根源への回帰の拒否 優れた作品の必要十分条件は、作品のバックグラウンドなしでも作品を楽しむことができ、なおかつバックグラウンドを知れば知るほど多様な解釈が可能なものだろう。この作品も例外ではない。本作品はギリシア悲劇に題材を取る作品ではある。とはいえ、別段の知識なしに筋をフォローすることは可能である。要は、嫉妬に狂う王女の話。本作がなぜ問題作なのか、について少し。ギリシア悲劇といえば、西欧人の文化的アイデンティティの根源中の根源。いわば心の故郷。「啓かれし西欧文明」の祖先は当然のことながら「啓かれしギリシア文明」でなければならない。立ち還るべき祖先の文明がもし野蛮極まるものだったら?? 前半の舞台はトルコ、カッパドキア地方。この場所でロケをすること自体がスキャンダラスといえなくもない。ギリシア悲劇なのになぜ小アジアで?王女メディアを演ずるのはマリア・カラス。彼女の横顔のアップはギリシア彫刻的で壮絶なまでに美しい。ところがそんな彼女は野蛮きわまる祭祀を主宰していたりする。おまけにBGMは琵琶法師の謡やら地唄ときている!!!文化的な根源への回帰の不可能性。そんなことをこの映画から読み取れないこともない。問題作の問題たる所以である。
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英国名画 スペシャル・エディション トリプル・パック [DVD]
・ヘレナ・ボナム・カーター ・サム・ウォーターストン ・ロバート・デ・ニーロ
【ビデオメーカー】
発売日: 2004-11-25
参考価格: 12,600 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 11,800円〜
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・ヘレナ・ボナム・カーター ・サム・ウォーターストン ・ロバート・デ・ニーロ
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カスタマー平均評価: 0
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