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[ DVD ]
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エコール [DVD]
・ゾエ・オークレール ・ベランジェール・オーブルージュ ・リア・ブライダロリ ・マリオン・コティヤール ・エレーヌ・ドゥ・フジュロール
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2007-04-04
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,000円〜
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・ゾエ・オークレール ・ベランジェール・オーブルージュ ・リア・ブライダロリ ・マリオン・コティヤール ・エレーヌ・ドゥ・フジュロール ・フランク・ヴェデキン ・ルシール・アザリロヴィック
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カスタマー平均評価: 3.5
存在する事に意味がある 少女映画としては、映像が美しく楽しめるのでいいと思います。
特に人形的なもの、ロリータ的なものが好きな方なら良いのでは。
衣装がアニエスだったり、変なリボンだったり、アニメ的あるいは俗っぽくわかりやすいロリータアイコンをふんだんに使い、正直「棺」から「裸の少女」(しかしなぜかパンツ姿)が出てきたときはさすがにちょっと笑ってしまいましたが、
「うつくしいもの」に対する飢餓感がある今だからこそ実現しえた作品。
森の中の学校、制服の少女たち。規律に守られた、小さな箱のなかの生活。
リアルな少女世界というよりも、「失われた少女時代」や「少女世界への愛や幻想」、
「少女」というものに偏執的なものを抱き始める、もう少女ではない大人にはおすすめです。
しかし絵にこだわった、美しい世界。
メジャーな映画ではなかなか実現が難しい内容なので、このような作品はあるべき。
Innocence…無垢・無邪気・純真・純潔・潔白・無罪 この映画は見る側のイノセンスによって評価が大きく変わる作品だ。
イノセンスを残した大人は、イリスやビアンカなどにすんなりと感情移入し、
少女たちの揺れ動く気持ちを、自身の体験と重ね合わせたりする。
裸の少女たちにも、短いスカートにも何の疑問も抱かない。
だって、「自分もそうだった」から。
幼い、しかも少女たちしか存在しない世界なのだ。そんなことは気にならない。
イノセンスを失くしてしまった人には裸の少女や短いスカートが
「あざとく狙っている」「ロリコンやペドフィリア的興味をそそる」よう見える。
中にはほんとうにペドフィリア的欲望を満足させるために見る人もいる。
カメラワークがフェティッシュだと言う人もいる。だけど、果たして本当にそうか?
「そう見える」のは自分が「そう」だからではないのか?
こんなにもこの作品の感想・評価がバラバラなのは、
きっとエコールの少女たちが視聴者の姿を映し出す鏡だからだ。
少女たちに共感を持ったなら、その人の心にはまだ少女が住んでいるのだろう。
少女たちの行動が性的に見えたなら、その人は子どもを女性扱いしているのだろう。
少女たちに欲望を抱いたなら……言うまでもない。
イノセンスの少女たちも、時が来ると否応なく外の世界へと放逐される。
外の世界で、大事に育てられてきた「イノセンス」は傷つけられ、汚されるだろう。
そしてその時、少女たちはイノセンスゆえに身を守ることも出来ないのだ。
残酷なことにイノセンスを失うことは「大人になる」という事でもある。
ラストシーン、ビアンカは下着姿で少年と戯れていた。
ビアンカは足を褒められた一件で、自らが女性であることに気づきかけている。
私にはビアンカの輝くような笑顔が、イノセンス最後のきらめきに見えた。
圧倒的な映像美 最初に言っておきますが、見る際において、大前提としてこの館の存在についてはあまり深くつっこんで考えないほうがいいと思いますw。少女達の登場シーンに使われる棺は「抹消された存在」を象徴しているのだと思いますが、幼い子供に限らず人権が広く尊ばれる今の世が、人類の歴史の中では特殊なんですから。
それにしても、この映像と子供達との組み合わせは本当に美しいです。(よく少女であることが問題にされるけど、少女じゃなくても「美しい子供」だったらこの世界は成り立つ気がするんですが)
何とも言い難い作品 冒頭から4分近く無音でスタッフロールがあり、その時点で飽きそうになってしまいました。
主人公のイリスが可愛かったら気の持ちようが違ったかもしれません。
他の方が絶賛されている発表会のシーンも正直期待外れでした。
7年間ダンスを習っているという設定ですが、本当に7年間やっていたらもっと上手いはず。
踊れる子を使えば良かったのに・・・と思ってしまいました。
日本語の予告編で『いつの時代か?』と言っていますが、最後のシーンに出てきた建物が現代的で複雑な気分になりました。
そこはこだわって欲しかったです。
それと意図的なのでしょうが、音のレベルが揃っていないので常にリモコンを持ったまま視聴していました。
期待して見ただけにガッカリ感が否めません。
エ口・エ口・アザロリヴィック ミヒャエル・ハネケとカンヌ途中退席者数を競っている?ギャスパー・ノエに捧げられた本作品は、一見少女たちのイノセンスを描いたファンタジーのようでもあるが、その実幼児○愛者の□リ魂に火を着けるかなり危ない一本だ。少女版監禁AVと似かよった内容は、間違っても勝○容疑者のような変態君にはけっして見せてはならない。逆に、この映画を鑑賞して思わす興奮してしまったあなたは、ノエの恋人でもあるルシール・アザリロヴィックの罠にまんまとはめられたあわれな犠牲者ということになる。
森の奥深くにたたずむ全寮制バレエ学校?に閉じ込められたいたいけな少女たち。年齢別に色分されたリボンをつけた少女以外の住人は、(監視係の老婆を除いて)性教育に熱心なびっこのエディス先生(エレーヌ・ドゥ・フジュロール)とバレエの実技指導を担当するエヴァ先生(マリオン・コティヤール)のみという登場人物構成も何やら怪しく秘密めいている。スケスケの純白レオタードや、ミニ○カからのぞく細い足&パン○ラカット、湖でたわむれる上半身裸の少女たちをとらえたカメラもいかがわしく、泉や牒の脱皮、噴水など、たとえフロイトでなくともそれとわかる性をシンボル化した描写が顕著な作品だ。
「少女たちの耽美なイノセンス?何言ってんの、おっさんの前ふくらんでるよ。グフフフフッ」という嘲笑がスクリーンの裏側から聞こえてきそうで、観客(特に男性)は自分の□リコン度を映画を見ながらにして試されているようで終始落ち着かない気にさせられるだろう。このルシール・アザリロヴィックという女流監督、絶対日本のオタク系エ□アニメを見ているにちがいないと思われ、□リ演出はかなり的を得ている(ような気がする?)。「究極のイノセンス(原題)とはエ□スに限りなく等しい」なんてテーマ性をこじつけられないこともないが、こうして本作品に関する批評を書けば書くほど自分が□リと疑われかねなくなる“毒性”こそ、この映画の本質ではないかと思えるのだ。
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卑劣な街 プレミアム・エディション [DVD]
・ナムグン・ミン ・チン・グ ・イ・ボヨン ・チョ・インソン
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2008-02-22
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,999円〜
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・ナムグン・ミン ・チン・グ ・イ・ボヨン ・チョ・インソン
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カスタマー平均評価: 4.5
祝☆主演男優賞☆ 「バリ出来」での自己中我が儘坊主がそのまま大人になった様なだけど憎めない財閥2世の御曹司役や「春の日」での屈折したマザコンで情けな?い医師役等で「愛すべき貴公子」的イメージを確立したウリ☆インソン君ですが?元々は「ピアノ」で義父に反発し不良からヤクザになってしまう青年役を好演してました☆今回「卑劣な街」でビョンドウ役にインソン君を抜擢してくれたユ・ハ監督には大感謝デス!ダッサ?イ短髪にくたびれたスーツ姿で29才の冴えないヤクザの兄貴ビョンドウをしっかり地道に演じています。乱闘シーンはもとより、地方訛りを練習したり実際の元ヤクザさん?に話を聞いたり…カラオケシーンも随分と練習したそうです。初恋の相手ヒョンジュとのシーンもジーンときますょ☆ストーリー的にも単なるノワールではなく「因果応報」を軸とした奥深い構成になっています!韓国でも大ヒットし各賞を受賞し、インソン君も主演男優賞を獲得!受賞の場面をネットで観ましたが感激で言葉を詰まらせ涙ぐんでいた姿が可愛かったデス☆胃ケイレン起こしそうになった程ビックリして緊張したみたいでしたf^_^;とにかく是非ぜひ是非☆ご覧になってみて下さい(^O^)/
“悪人”といわれる“善人”,“善人” といわれる“悪人” さえない暴力団のナンバー2であるビョンドゥ(チョ・インソン)は,野心はあるが這い上がれず,組の若手の面倒を見るので精一杯の毎日を送っています。
ボスにはいいように使われ,組織内ですることといえば,踏み倒された借金を回収して回る程度のことで,やっと手にしたゲームセンターの経営権も,営業をめぐる他の組とのトラブルで後輩に奪われてしまいます。
そんなビョンドゥに,組織の後見人であるファン会長(チョン・ホジン)が「未来を保障してやるから,自分を困らせる部長検事を処理してくれ。」と要請してきます。
苦悩の末に,ボスには内緒で組の若手・チョンス(チン・グ)と手を組み,危険な賭けを選択し,見事に会長の要望に応えたビョンドゥは,会長の信頼と後ろ盾を得て,新しい事務所も手に入れ,苦労をかけてきた病弱な母親にも楽をさせることができ,何もかもうまくいっているように見えます。
そんなある日,映画監督になった友人・ミノ(ナムグン・ミン)と再会します。
やくざのビョンドゥにも変わらぬ態度で接し,同窓会に誘ってくれるミノ。さらに初恋の相手ヒョンジュ(イ・ボヨン)とも再会し,自分とは異なる世界に暮らす旧友たちと接することで,ビョンドゥはつかの間の安らぎを覚えます。
一方,映画監督としてなかなか芽が出ないミノは,“やくざ映画と撮りたい”と考えており,友人として心を許していたビョンドゥは,彼を苦しめ続けてきた秘密をミノに話すことから,ドラマは一気に核心に入っていきます。
主役のチョ・インソンは,これまでの貴公子的なイメージを捨て,さえない極道者を好演していますが,どうしても“いい人”に見えてしまいます。
外観は,刺青に短髪の野暮ったい格好でも,もともとスマートなハンサムボーイですから,過激な暴力シーンもスタイルのよさが邪魔をして,本当に格好良くみえてしまいます。そんな,インソン君を見ているだけで十分満足という方も多いと思いますよ。
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ブルー・ガーディニア [DVD]
・アン・バクスター ・リチャード・コンテ ・アン・サザーン ・レイモンド・バー ・ナット・キング・コール
【紀伊國屋書店】
発売日: 2008-02-23
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 3,992 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・アン・バクスター ・リチャード・コンテ ・アン・サザーン ・レイモンド・バー ・ナット・キング・コール
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カスタマー平均評価: 5
意外に出来のいい快作に仕上がっています フリッツ・ラングが米時代につくった作品。
私は詳しくありませんが、米に亡命したラング監督が「赤狩り」の煽りをくらって作品を作れず、やっと監督できた作品だそうです。
ラング監督といえば反ナチで有名ですが、「赤狩り」との関連は良く分かりません。
調べてみても良く分からないので、別の方が何らかの説明をするのを期待しています。
作品自体は、ラング監督の手元に来たときには既に脚本も出来上がっていて、手を加える余地もなかったようです。
撮影も非常に短期間で完了させなければならなかったようで、いわゆる低予算映画のなかに入るものということです。
傑作「飾窓の女」などに主演したジョーン・ベネットの旦那のツテでできた仕事で、低予算映画を得意とした腕のいいカメラマンと組んでいるとのことです。
プリントは良好です。
米時代の作品なので、ムルナウ財団のプリントではありません。
時代もそれほど古いものではないこともあり、普通のモノクロの米映画と比べてもストレスがないほうだと思います。
個人的には、大変意外でした。
「フリッツ・ラング コレクション スカーレット・ストリート」でほぼ完全にイニシアティブを握って映画を作ったラング監督ですが、この作品では相当妥協せざるをえない状況だったということで、あまり期待していなかったのが本当のところです。
ですが、本当に軽快で感じのいい映画に仕上がっています。
やっぱり組んだカメラマンが良かったのでしょうか。
低予算のわりに、映像が安っぽくないように思います。
解説によれば、いくつかユーモアが滑っている部分もあるようですが、全体的にはまとまりもいいですし、女優陣も大変魅力的に写っています。
付属の小冊子は、あまり充実していません。
ですが、要点が端的にまとまっていて、作品理解の助けにはなったように思います。
最高とは言いませんが、ラング監督の力を示す良作だと思います。
すばらしいサスペンスの名作!!! 低予算の早撮りで取られた小品ながら、本作は全く見事、素晴らしいクライムサスペンスとなっている。サスペンスのファンは、買って損はない名作。ともかく展開が速く、物語は緩むことなく一気にぐいぐい進行する。『ニーベルンゲン』『メトロポリス』といった大作の監督だったラングが、競争が厳しく、作品の嗜好が違うアメリカに亡命してもなお、厳しい制約の中で映画をとり続けることのできたことが頷ける。いつものラングのスタイルと随分印象が違うが、これぐらいの監督になると、この水準の作品はきっちり撮ってしまうことができるのである!!!ひょっとしたことから殺人事件に巻き込まれ、動揺し、苦悩し、自分で自分を追い詰めていくヒロイン、アン・バクスターが見事な演技。見ている側もヒロインに感情移入してどきどきしてしまう。脇役も個性的で素晴らしく、生き生きとして、リアリティーが溢れている。とどめは、タイトルにもある『ブルー・がーディニア』、伝説のナット・キング・コールが本人役で出演して、全盛期の見事な声を聞かせてくれる。
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[ DVD ]
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クラブ・ロリータ [DVD]
・エドゥアルドノリエガ;フローラマルティネス
【タキ・コーポレーション】
発売日: 2009-05-02
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 3,992 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・エドゥアルドノリエガ ・フローラマルティネス
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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小さな悪の華 [DVD]
・ルナール・デラン ・カトリーヌ・ヴァジュネール ・ジャンヌ・グーピル
【video maker(VC/DAS)(D)】
発売日: 2008-02-20
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 3,992 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,900円〜
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・ルナール・デラン ・カトリーヌ・ヴァジュネール ・ジャンヌ・グーピル
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カスタマー平均評価: 4.5
禁断の映像、ここに華開く。 規則だらけの寄宿舎。権威的なカトリック教会。愛情の乏しい伯爵夫妻。その領地で働く牛飼いや庭師。少女の仮面を被ったふたりのソシオパスが小動物をいたぶり、男どもを誘惑し、犯罪に手を染めていく。ソシオパスとは人口の4%ともいわれる反社会性人格障害者のこと。母親殺しの実際の事件をモデルにして制作されたこの映画は、邪悪で良心の呵責を持たない少女たちの無軌道ぶりを描いていく。聖体拝受、告解。隠微で淫猥な教会と階級社会を舞台に、少女たちの性悪な悪戯が始まる。圧巻は、学芸会で二人が交替に、また声を合わせて斉唱するボードレール『悪の華』。気高く響き渡る象徴詩の美しさ。そしてそれに続くエンディングは見事である。
観れる、ということ 公開以後、80年代に一度VHSが出たっきりで長年日本では観ることが出来なかった作品でした。10代の私が知っているのは作品のおおまかな情報だけで、ずっと観たかった作品でした。先日の「靖国」とか、極端な話になりますが、核を扱った映画があるとすぐに「発禁にするべき」などと言う人がいるらしいですが、表現の自由云々の前にそもそもこの国で観たい映画が観れないという状況はおかしいです。その点、ソフト化された事自体に価値があると思います。
実際に観てみると正直言って映画そのものは公開時のキャッチコピーが全てで、それ以上の何でも無いという少しがっかりなものではあった(まぁそもそも今の観点からすればこの映画特に禁忌を犯しているわけではないように思うのですけど)のですが、何よりも観ることができたという事が嬉しかったので。
純粋な信仰の果てに 厳しい寄宿学校の生活で規律ある生活を送る二人の少女、
アンヌとロール。
しかし、それとはうらはらに、彼女達は押し付けられた
既成の価値観(宗教及び階級的規範)に対する反逆を誓う。
テキストはボードレール「悪の華」。
彼女達は周りにいる弱者や動物に対して、悪の限りを尽くす。
それは、とてもいたずらで済むレベルではなかった。
しかし、同時に彼女達は弱く脆い人間である。
ガス欠で立ち往生する中年男の前で裸になって誘惑し、
我慢できず襲いかかってきた男を撲殺した時の二人の
うろたえぶりは他の人々と変わらない。
殺人を犯した瞬間に見せたのは、どこにでもいる少女の
顔であった。
この時点では、彼女達の行動は遊戯の範囲を抜け出して
いなかったのである。
処分に困った死体は近くの湖に沈めてしまうが、
いずれはバレてしまう。
逮捕されれば収監されてしまうだろう。
それは、彼女達が最も嫌った価値観に屈服することである。
彼女達はひとつの選択をする。
他人を介さず、自分達の手で処分を下す。
遊戯の範囲を超え、強固なる意志を示すのである。
自らの服に火をつけて皆の前で焼死することで、彼女達は
自分達の「悪の華」に殉じるのである。
それは、誰にも侵されることのない信仰の完成であった。
あまりにも哀しい、二人の娘の 「危険なあそび」の結末 フランス語の会話は美しい。
寄宿舎で仲の良き二人の少女。アンヌとロール。アンヌがロールを支配する。そう、女子の寄宿舎には男役と女役がやはりあるのだ。
これはやむを得ない。
仲の良い二人。二人の両親も了解している。
そして、夏休み。
アンヌの両親は長期の旅に出た。
聖体を飲み込ます ためている。
シスターのキスシーンをのぞき見し、神父に告げる。これは、神父に告げ口する。
これらは、日常してきたこと。
娘二人は 大人達にとっての反モラルの世界に一挙に飛び込んでいく。
牧童を誘惑し、牛を逃がす。
庭師の小鳥を殺す。
放火。
庭師を誘って悪魔の儀式。さらに、湖で庭師を突き落とす。
ガス欠の男を屋敷に誘い、挑発し、頭部打撲し殺してしまう。死体を湖に沈める。
夏休みはおわった。
学校で二人は刑事から聴取される。
最後は学芸会で、ボード・レールの詩を朗読。そして、自らの服に火をつけて皆の前で焼け死ぬ。
あまりにも、悲しい。
誰でも、抑圧・拘束が長期化したら、自由を求める。
そんな、社会状況下に娘たちはいた。「危険なあそび」か。少女たちの「危険なあそび」は、「汚れ無き悪戯」を 思い出す。あるいは「悪い種子」を思い出す。
子どもたちは自由を求める。それは、悪戯だったり、危険な遊び、大人が教える抑圧への反抗というカタチをとる。
そのどこが悪いというのだ。現実と空想もはっきり峻別できない。生と死も判別できない。おのれたちの独自の世界を創るのだ。
映倫でこの作品が上映禁止、海外輸出禁止の処置がとられた。
カトリック教徒にとっては、絶対許されない作品であったのだろう。
私はカトリック教徒では無いから十分にはわからないが。
しかし、少年時代、青年時代の自分を思いかえすとこの作品は自然に私の感性に入ってくるのである。
「凄惨な末路」ではない 内容を細かく綴る気は無いが、これは「主人公たちの凄惨な末路」を描いた映画では決して無い。
たとえばデヴィッド・クローネンバーグが監督した『ビデオドローム』のラストを、バッド・エンドと解釈するだろうか? あれは紛れもないハッピー・エンドなのだ。
ラスト、少女たちは「敵」に負けなかった。
恍惚たる表情を浮かべ死んでゆく少女たちは、確かに勝ちに等しいものを手に入れたのである。それを描き切ったからこそ、これは名画なのだ。
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[ DVD ]
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ダイヤルMを廻せ! 特別版 [DVD]
・レイ・ミランド ・グレース・ケリー ・ロバート・カミングス ・アンソニー・ドーソン
【ワーナー・ホーム・ビデオ】
発売日: 2007-05-11
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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・レイ・ミランド ・グレース・ケリー ・ロバート・カミングス ・アンソニー・ドーソン ・フレデリック・ノット ・フレデリック・ノット
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カスタマー平均評価: 5
倒叙形式のミステリーではNo.1 本格推理で謎解きは非常に頭が良くスマートで倒叙形式のミステリーでは一番ではないかと思います。配役も巧みでG.ケリーが綺麗なことは云うまでもなく、A.ドースンがいい味を出し、この手の主役はヒッチコック作品常連のC.グラントやJ.スチュアートはお呼びでなく、R.ミランドが務めていることも納得できる作品であります。
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[ DVD ]
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シー・オブ・ラブ:スペシャル・エディション (ユニバーサル・セレクション第6弾) 【初回生産限定】 [DVD]
・アル・パチーノ.エレン・バーキン.ジョン・グッドマン.マイケル・ロッカー.リチャード・ジェンキンス
【ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン】
発売日: 2007-12-13
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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・アル・パチーノ ・エレン・バーキン ・ジョン・グッドマン ・マイケル・ロッカー ・リチャード・ジェンキンス
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カスタマー平均評価: 5
なかなかの秀作・面白いですよ もともとはレッド・ツエッペリンのロバート・プラントがソロになって「シー・オブ・ラブ」というオールディーズを吹き込んでいる。たまたまその曲を聴いているときに偶然レンタルビデオ屋でこれを借りた。まあアル・パチーノやし、目はずれエレン・バーキンは好みやしという感じで借りました。非常に面白かったです。ブルース・ブラザーズ2000で注目されたジョン・グッドマンも出ているし、結構いい役者が出てます。でも極め付けはエレン・バーキンの「お色気」でしたね。ものごっつう強烈でっせ。もともと乗れば素っ裸でも気にしない女優さんですがこの映画では気合入って演じてます。くれぐれもジャンルがサスペンスだからといっても家族で見ないようにしましょうね。
秀作です 中々、面白いサスペンス映画です。
アル・パチーノの映画の中でも面白いほうだと思います。
女優のエレン・バーキンがセクシーでしたね。
先の読めないストーリー展開で、見ごたえがあります。
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[ DVD ]
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ハード・テクニック [DVD]
・クレイグ・シェファー ・テレンス・スタンプ ・シェリル・リー
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2008-06-25
参考価格: 1,480 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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・クレイグ・シェファー ・テレンス・スタンプ ・シェリル・リー
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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ハードエイト コレクターズ・エディション [DVD]
・フィリップ・ベイカー・ホール ・ジョン・C・ライリー ・サミュエル・L・ジャクソン
【ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント】
発売日: 2003-10-22
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,280円〜
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・フィリップ・ベイカー・ホール ・ジョン・C・ライリー ・サミュエル・L・ジャクソン ・ポール・トーマス・アンダーソン
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カスタマー平均評価: 3.5
面白かったです ラスベガスのカジノ攻略法など、最初から
興味をそそられ引き込まれる映画だった。
グウィネス・パルトロウのだらしなさや、
ジョン・C・ライリーのダメっぽさもいい。
存在感あるフィリップ・ベイカー・ホール、
フィリップ・シーモア・ホフマンも良かった。
いい持ち味の役者さん達が揃っていたので、
次に何が起こるんだろうと妙な面白さがあった。
最後、もっと何かあるかと思っていたので
意外とあっけない結末が拍子抜けでした?。
償いはできたか? 「Hard Eight」とは「さいころ2個が4目のゾロメ」になることだそうで、カジノが舞台と言う事は当然察しがつく。主な登場人物は4人。人間関係、人間模様、個々の生活が描かれた心理劇という感じで、派手さは全くなく淡々と静かに話が進む。しかし不思議に目が離せない。
初老のギャンブラー・シドニー(フィリップ・ベイカー・ホール)という人間とジョン(ジョン・C・ライリー)の人間関係がミソ。シドニーがジョンに何の脈絡もなく親切に近付くオープニングから、観る者は何かあると直感する。それが最後まで無理なく我々を引っ張っていく。なるようになっていく話の流れに全く無理はない。それが物足らないのではなく、むしろ心地よい。ポール・トーマス・アンダーソン監督の手腕だろう。
特典映像も興味深く観た。
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[ DVD ]
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メイフィールドの怪人たち (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】 [DVD]
・トム・ハンクス.キャリー・フィッシャー
【Universal Pictures Japan =dvd=】
発売日: 2008-03-13
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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・トム・ハンクス ・キャリー・フィッシャー
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カスタマー平均評価: 0
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