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[ Blu-ray ]
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ボーン・コレクター [Blu-ray]
・デンゼル・ワシントン.アンジェリーナ・ジョリー.クイーン・ラティファ
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2008-06-25
参考価格: 4,980 円(税込)
販売価格: 3,835 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・デンゼル・ワシントン ・アンジェリーナ・ジョリー ・クイーン・ラティファ
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カスタマー平均評価: 3.5
Movie: 3/5 Picture Quality: 3?3,75/5 Sound Quality: 3.5/5 Extras: 1.5/5 Version; E.U / Region A, B & C
Title: The Bone Collector
MPEG-4 AVC BD-50
Running time: 1:57:57
Movie size: 35,867,842,560 bytes
Disc size: 37,663,502,831 bytes
Total bit rate: 40.54 Mbps
Average video bit rate: 26.92 Mbps
Dolby TrueHD 5.1
ロカールの相互交換原則 映画は1999年にフィリップ・ノイス監督でリリース。原作は1997年発表、邦訳1999年9月20日発売、ジェフリー・ディーヴァーを日本でも大ブレイクさせた傑作。多くのレビュアーがご指摘の通り、ベイセル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーというすばらしいキャストにもかかわらず、原作が1000倍は素晴らしい出来栄えである。
ディーヴァーの本作がブレイクした原因は明白だ。巻末463ページ以降にリンカーン・ライム著『証拠物件』第四版(ニューヨーク、フォレンジック・プレス刊、1994年)巻末用語解説より抜粋などという、とてもすばらしいユーモアとともに説明されている現在の科学的調査、たとえばガスクロマトグラフ質量分析計やロカールの相互交換原則といったものをミステリー・推理の世界の領域に持ち込んだ事である。
過去の優れたミステリー・推理作家達が!持ち出しようがない科学的調査にディーヴァー特有のジェットコースターの様なドライブ感ある文体と幾重にも用意された伏線とプロットが結びついた本作こそ、大ブレイクの原因だ。
併せて、リンカーン・ライムとアメリア・サックスという素晴らしいキャラクターが初めてクロスする瞬間が素晴らしい。僕はそこに人間と人間との宿命的なロカールの相互交換原則を感じてしまう。
もう一つ、翻訳者がここまでのディーヴァーの翻訳者より数段素晴らしい。池田真紀子氏はディーヴァーの持つスピード感を全く失わずに見事な日本語化をされたと思う。
映画と本は別物、原作は100年に一冊の大傑作。
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[ DVD ]
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羊たちの沈黙 アルティメット・コレクション
・ジョディ・フォスター ・アンソニー・ホプキンス ・スコット・グレン ・テッド・レビン
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2006-06-21
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,828円〜
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・ジョディ・フォスター ・アンソニー・ホプキンス ・スコット・グレン ・テッド・レビン ・トマス・ハリス
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カスタマー平均評価: 5
永久保存版 言わずもがなの名作。アカデミー賞主要部門総なめも記憶に新しい。本編の映像,音声は素晴らしく,特典ディスクも内容充実。永久保存版だ。
興味深いエピソードも多く知ることができる。監督やクラリス,そしてレクター博士の第一候補者は・・・。ここに書くのは簡単だが,是非特典ディスクを観てほしい。
今観ても全く古さは感じない。「ゴッドファーザー」等と肩を並べるマスターピースだとホプキンスは語っていたが,同感だ。名作に相応しい音楽もある。
恥ずかしい話だが,リアルタイムで観た時は,レクターがエンディングで誰を追っていたのかを見落としていた。最後まで気の抜けない,不気味な余韻の残る作品だ。
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[ DVD ]
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雨の訪問者 [DVD]
・チャールズ・ブロンソン ・マルレーヌ・ジョベール ・ジル・アイアランド ・コリンヌ・マルシャン ・アニー・コルディ
【紀伊國屋書店】
発売日: 2009-05-30
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 3,808 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,400円〜
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・チャールズ・ブロンソン ・マルレーヌ・ジョベール ・ジル・アイアランド ・コリンヌ・マルシャン ・アニー・コルディ ・セルジュ・シルベルマン
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カスタマー平均評価: 5
70年代ルネ・クレマン監督の暴力の美学、そしてヨーロッパ時代のブロンソンの傑作 ヨーロッパ時代のチャールズ・ブロンソンの作品はレベルが高い。そんな中でもこの作品はNo.1といっても過言ではない。そして70年代にルネ・クレマン監督はサスペンスに傾倒するが彼の70年代の傑作がこの作品だ。
この作品はルネ・クレマンの暴力の美学を表現した作品。暴力の美学といってもサム・ペキンパーのようなリアルで強烈な暴力ではない。雨のなか町訪れる男が女(マルレーヌ・ジョベール)を襲う時の暴力そしてその反撃、殺人事件を捜査する謎の男(ブロンソン)が女を守るために振るう暴力をスタイリッシュに描いている。それがルネ・クレマンの暴力の美学なのだろう。この暴力表現に加え、謎を少しずつ紐解いていく過程がなんともいえない魅力がある。
それは、子供っぽい顔のマルレーヌ・ジョベールのミニスカート・ファッションで現されるエロティシズムや筋肉質なブロンソンの殺人事件に対する冷徹な推理という肉体的な魅力が映画のなかで描かれる暴力を美学に変えているようでもある。
また、常に謎かけのようなブロンソンのジョベールに対する問いかけ、そしてそれに応えるように大胆な行動をするようになるジョベール。この二人の織り成す関係も独特な雰囲気を醸し出す。決して派手なアクションはないが二人の男女が作り出す雰囲気は、もはや今のハリウッド作品では描けない魅力を醸し出す作品といえる。
フランシス・レイの抑えた楽曲は雨のオープニングにもピッタリで最高。70年代を代表するフランス映画といっても過言ではないだろう。
このDVDはPAL原版とちゃんと表示してある。その点は某社の表示のないDVDとことなり親切。PAL原版であるためかもともと高いジョベールの声はチョット高すぎ(いわゆる蝉声)耳につく感じがした。
待ちに待った作品! 昔、映画館で観て以来、テレビでも放映しないし、ビデオも発売されないので、観たくてたまらなかった作品です。
ルネ・クレマンの最高傑作と言っても過言ではないと思います。
また、テーマ曲がすばらしいです。
音楽を聴くだけでも、価値ありの作品です。
明るかったあの時代 1970年の春に春がいっぱいやってきた。変な表現であるが、この年、大阪千里丘で万博が始まった。我が家があった駅も快速が臨時停車することになり、そこからバスが万博会場までピストン運転され、とたんに駅の利用客がびっくりするほど増えた。春ということで明るい雰囲気ムンムンで、楽しそうな明るい時代が・・。この年、晴れて浪人から大学生になり僕としても「春」が来た。その3月の中旬に買った週刊誌の映画紹介にこの「雨の訪問者」の紹介がなされていた。大学生になったらいっぱい映画を見よう・・と思っていた矢先の記事で、監督もいいし、なんとなくミステリアスやし・・こりゃ良さそう・・と直感的に思った。その直感のとおり、映画もテーマ曲も大ヒットし、さらにブロンソンは男性化粧品の宣伝で大化けする。潰れかかっていた化粧品会社が復活するというおまけつきで・・・。チャールズ・ブロンソンのお相手役のマルレーヌ・ジョベールは、007のカジノ・ロワイヤルのエヴァ・グリーンのお母さんであります。年いきますなあ。そりゃもう40年近く前の話ですから。でもあの時の春は実に楽しそうな春だった。
可愛い女とタフな男と チャールズブロンソンのファンでもそうでない人もきっと気に入る映画だと思います。私はこの映画はテレビで見ただけですが、出来れば映画館で見たい映画でした。マルレーヌジョベールが演じる可愛い女の子とチャールズブロンソン演じる謎の男の組合わせが絶妙です。音楽をフランシスレイが書いていてムードを盛り上げます。そしてあのユーモラスでちょっとほろりとするラストシーンがすてきです。チャールズブロンソンってうまい俳優なのねえって思いました。
ミステリアスなムードが魅力です!! 映画のオープニング、雨の中を走るバスの映像にルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の一節(井戸に落ちたアリスの場面)がオーバーラップされる。この映画の暴行・殺人に巻き込まれ怪しげな登場人物たちの中で訳のわからぬまま真相に近づいていくヒロインの姿が、まさに不思議の世界に翻弄されるアリスのよう。エナメルの白いレインコートにキャップ、また白の丈の短い白いワンピースという衣装もまた、人妻という設定でありながら、少女っぽい雰囲気を感じさせる。そしてなんといってもヒロインを演じるマルレーヌ・ジョベールのコケティッシュな魅力!!この映画の見どころは、ミステリアスな出来事やサスペンスシーンでの彼女のリアクション演技にあると思う。
それにしても母親、副操縦士の夫、ブティックの女店員(ジル・アイアランドです)といい、彼女のまわりはみんな怪しい奴ばかり。そして謎めいた男ブロンソン、最高です!!ジョベールとブロンソンの惹かれあっているような、ないような不思議な関係、男と女という違いはありますが同じセバスチャン・ジャプリゾ脚本の「さらば友よ」でのドロンとブロンソンをなんとなく思い出させる。胡桃の占い?によるとジョベールはずっと愛を感じていて、ブロンソンは最後に気がついたということなのかな・・・。ヒロインが子供のとき母親の浮気を目撃して父親が家出したというトラウマもブロンソンに惹かれていく心情を暗示しているようにも思う。
ストーリーは、ちょっと混み入り過ぎていて、よくわからないところがある。ルネ・クレマンの演出もムード重視で、あまり説明してくれない。でもそこがまた70年代のフランス映画らしい魅力でもある。ストーリーよりも謎に翻弄されるヒロインの姿、ジョベールとブロンソンの魅力、ジャプリゾとクレマンによるミステリアスなムードを楽しむべき映画なのだと思う。二人がワルツを踊るシーンで流れるフランシス・レイの音楽が美しく有名なメロディ。ところでフランスでは、メランコリーという名前の女の子がいるのでしょうか?
このDVD、予告編も何も付いていません。大塚周夫さんの吹き替えは欲しかったなと思います。HDリマスターということで映像は、まあきれいです(目をみはるほどではありませんが・・・)。
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[ DVD ]
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パリの灯は遠く [DVD]
・アラン・ドロン ・ジャンヌ・モロー ・シュザンヌ・フロン
【東北新社】
発売日: 2001-08-24
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,800円〜
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・アラン・ドロン ・ジャンヌ・モロー ・シュザンヌ・フロン
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カスタマー平均評価: 4.5
ドロンも円熟期に・・・。 アラン・ドロンも40歳。少し太って老けてはきましたが、彼の瞳!その青いような瑠璃色のような色を持つその瞳の魅力は全く変わっていません。 ユダヤ人ではないかという疑いをかけられて、自分の名を語っている偽のロベール・クランを探す。そのスリルに満ちた展開に、見ているほうも思わず息を呑む。ジョゼフ・ロージーの重く暗い雰囲気に満ちた演出は、フィルム・ノワールに似合うドロンの円熟期に突入した魅力を存分に見せてくれます。 映像の方も素晴らしく、クライマックスで登場する黒と白の不気味な壁の対比に、主人公の悲劇の予感がある。そして、ラスト。すべてが手遅れと悟った時のドロンの無の表情に、静かに音楽が重なる。
反ナチス、反・人種差別の知られざる傑作 反ナチス映画の知られざる傑作。
ナチス占領下のパリ。画商クライン(アラン・ドロン)は自分と同姓同名のユダヤ人と間違えられて警察当局から監視される。それをきっかけに、人種問題に何ら関心を持っていなかった彼がそのユダヤ人について調査を始め、さらには自分の出生にまで疑問を持ち始める。そして遂に彼に自己同一化してしまい、収容所送りの列車に自ら飛び乗ってしまう。
政治や人種問題に無関心な平凡な一個人がふとしたきっかけから誤って迫害の対象になり、遂には差別される側に自ら同一化してしまう。
声高に「反ナチ」や「反・人種差別」を訴えるのではなく、「分身」という主題を用いながら、主人公(=観客)を、差別する(あるいは無関心な)側から差別される側に巧みに同一化・感情移!入させる手法は、映画史上の革新であると言っても過言ではない。
反ナチ・反人種映画の傑作であると共にジョセフ・ロージーの代表作の一つである。またアラン・ドロンがプロデューサーとして優れた人物であることを示した作品でもある。
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[ DVD ]
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逃亡者 [DVD]
・ミッキー・ローク ・アンソニー・ホプキンス ・ミミ・ロジャース
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2003-12-21
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,800円〜
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・ミッキー・ローク ・アンソニー・ホプキンス ・ミミ・ロジャース ・ジョセフ・ヘイズ
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カスタマー平均評価: 4
シン・シティで復活、M・ローク最高! アンソニー・ホプキンスがこの後アカデミー賞を受賞してたり、ミッキー・ロークがずっと悪役に徹してたりという点で、今観ると結構、役割が今風で面白いと思います。ただ公開当時は、これらが返ってマイナスで、ヒットしなかったのかもしれません。(アカデミー賞受賞した)今だから、A・ホプキンスの貫禄や魅力で、家族愛にも説得力が有り(当時は"だれ?この人"という感じ)、一方、M・ロークは、悪面なのに行動が正義だったりという所(イヤー・オブ・ザ・ドラゴンの時は"アンチ・ヒーロー"などと言われてました…)が当時はかっこ良かったのです(なお、崩れた顔のM・ロークも私は応援してます)。ストーリーが強引な所はこの映画の場合、私の中では娯楽として割り切れる範囲なので"良し"としてます。あとリンゼー・クルーズが儲け役でかっこ良く、映画も盛り上がってます。最後に、(M・ロークのスーツ)いくらアルマーニでも、ちょっとダブッとしたのはさすがに古い…でも良いでしょう!
絶叫 「逃亡者」というタイトルの映画は多々あれど、この映画が一番好きですね。 原作は知りませんが、どうして弁護士とそこまで激しい恋に落ちたのか。。その辺りのシーンがあったらもっとのめり込めたかもしれません。 とにかく最期に女性弁護士の名前を絶叫しながら射殺されるシーン。。とても印象的でした。
ミッキー・ロークファンにはたまらない。 うう、ミッキー・ロークのワイルドな魅力がたっぷり。 悪でずるがしこく、男っぽい。そんな彼にメロメロになった女弁護士は彼とともに大金を持って逃亡する計画をたてるのだが。。。大まかな話の流れはわかりやすいし、難しく考える必要はありません。ミッキー・ロークの魅力に酔いましょう。
崩れていく計画と人 昔からマイケル・チミノのうだうだした(いらない部分が多い)ストーリー展開が好きなのですが、絶対的に自身に満ちた主犯役のロークが徐々に壊れていく姿はなかなか好意的に評価しております。また、人質側の家族、別居、夫の愛人問題など壊れた家族の心理状態などなかなか緊迫した表現です。原作では犯人を追い詰める女性捜査官と部下の男達との葛藤もあるのですが、その部分は省略されています。登場人物の会話に「Trust me」とよく出てくるのですが、登場人物同士の信頼関係が変化していくのに注目です。また、ロークのアルマーニ姿はきまってますよ。
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[ DVD ]
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記憶の扉 [DVD]
・ジェラール・ドパルデュー; ロマン・ポランスキー; セルジオ・ルビーニ
【ビデオメーカー】
発売日: 2006-03-24
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,800円〜
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・ジェラール・ドパルデュー ・ ロマン・ポランスキー ・ セルジオ・ルビーニ
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カスタマー平均評価: 5
緊迫する106分 映画が始まると暗い森が映し出され、続いて画面に銃口が向けられ弾が発射される。その瞬間、観る者があたかも催眠術にでもかかったかのように映画の世界に引き込まれる。銃の発射の後、観る者は雨の中を走る男の視点となり、神経を逆なでするようなエンニオ・モリコーネの音楽とともに緊迫の世界に入り込んでいく。もう、このくだりだけで、監督のジョゼッペ・トルナトーレの才能は十二分に発揮されている。
そのあとも、何の理由かわからないままに、警察署に拘留され、尋問を受ける作家オノフ(ジェラール・ドパルデュー)の奇妙な言動や過去の記憶、オノフの書いた作品を諳んじることの出来る警察署長(ロマン・ポランスキー)の厳しい追及は作品を緊張感と迫力でいっぱいにする。2人の役者の壮絶ともいえる演技のぶつかり合いも、観る者を嫌でも釘付けにして作品から離さない。
そして、オノフの欠けていた記憶が埋まる衝撃の瞬間に観る者は緊迫の世界から解放されると同時に作品の真の意味を知ることになる。この辺の演出は拍手喝采もの。
何度と観返せば、シーン毎の意味、2人の会話の意味を別の角度から理解することもでき、あじわいも増す素晴らしい作品だった。
不条理の「くびき」からの解放、、、。 冒頭から「ただことではない」状況が主人公をとりまく。嵐の中を疾走する小説家オノフ(ドパルデュー)、しかし彼が何から逃れようとしているのか誰にも判らない。
警察に誰何され連行された先で、彼は署長(ポランスキー)と対決する。尋問の中で次第に明らかにされるオノフの過去、そして身に覚えのないの容疑。
合いそうで合わないジグソー・パズルのような展開にいらだち、緊張を強いられつつ、観客はオノフとともに署長の詰問を受ける。
針のない文字盤だけの時計、通じない電話、白紙のままの供述調書、インクが固まって書けないボールペン、雨漏りで水浸し、そして取調室も留置場もない警察署が不安と緊張を高める。
モリコーネの凄絶な音楽がそれを増幅し、クラクラとめまいを感じるほどである。
やがて、一つの事実がオノフの記憶に蘇り、彼はやっと状況を悟る。やさしい眼差しで小さくうなづく署長、静かな、静かな感動のクライマックス、終わってみると不条理映画でも何でもなかったのだ。
キワモノにもなりかねないテーマを荘重に描いたトルナトーレ渾身の名作、何度観ても感動してしまう。
[蛇足] ポランスキーがいい。チャイナタウンで演じた殺し屋の役もゾッとするほどハマッていたが、ここではまさに鬼気迫る役柄を演じ切っている。
観終わって、ポランスキー監督の演技にだまされた自分に気がつく ドパルデューとポランスキーの役柄がダブル瞬間に意味がわかる映画なんですが、それは編集がうまい。音楽もモリコーネがすごく良い音楽をつけております。
サスペンス調の音楽なんで、意外とどつぼにはまるかもしれません。
この意味がわからないくらいがちょうど良いのです。
ポランスキー監督が、もし作ったなら、もっとすごいものになっただろうな、と常に思わせるところは監督の計算が入っております。また、ポランスキー監督も演技がうまいんだ。「テナント」から帰ってきたあとのポランスキー監督と同じような境遇にドパルデューがはまるというべきかな。
最後に「前向き」な映画です。でもね、どうせなら、「テナント」のDVD化の方が怖いだろうな、とふと考えてしまう私でした
こんな書き方をしてもお勧めな映画ではあります。
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[ Blu-ray ]
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ラスト、コーション [Blu-ray]
・トニー・レオン ・タン・ウェイ ・ワン・リーホン
【Victor Entertainment,Inc.(V)(D)】
発売日: 2008-09-26
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 3,800 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,970円〜
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・トニー・レオン ・タン・ウェイ ・ワン・リーホン
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カスタマー平均評価: 3.5
見どころあるが、二人の駆け引きをもっと見たかった 前半は、女主人公の話が中心で、後半1時間で2人の愛憎・駆け引きが描かれます。
前半は正直いらないくらいの内容で、描かれているスパイ活動や仲間との関係など
ほとんど無駄な内容と思いました。
後半のトニーレオンとタンウェイの駆け引きや恋愛表現は、一見の価値があり、
なかなかのものでした。
お互いの気持ちを歌を通して通じる場面は、感動ものです。
過激な表現より、限られた時間で瞬間的にお互いを感じあうような場面がもっとあれば
すごい映画になったと思える作品です。
Lust, Caution - Blu-ray Info Title: Lust, Caution
Version: Korea / Region Free
MPEG-4 AVC BD-50
Running time: 2:38:14 (No cuts)
Movie size: 47,064,729,600 bytes
Disc size: 49,130,704,144 bytes
Average video bit rate: 28.00 Mbps
LPCM Audio Chinese 6144 kbps 7.1 / 48kHz / 16-bit / 6144kbps
DTS-HD Master Audio Chinese 2747 kbps 5.1 / 48kHz / 16-bit / 2765kbps (DTS Core: 5.1 / 48kHz / 16-bit / 1536kbps)
Dolby Digital EX Audio Chinese 640 kbps 5.1-EX / 48kHz / 640kbps
Subtitles: English / Korean / Chinese
Number of chapters: 24
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[ DVD ]
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扉の影に誰かいる【ユニバーサル・セレクション1500円キャンペーン/2009年第5弾:初回生産限定】 [DVD]
・チャールズ・ブロンソン ・アンソニー・パーキンス
【ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン】
発売日: 2009-06-05
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,799円〜
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・チャールズ・ブロンソン ・アンソニー・パーキンス
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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ユゴ [DVD]
・ハン・ソッキュ ・ペク・ユンシク ・チョ・ウンジ ・キム・ユナ
【エスピーオー】
発売日: 2008-06-04
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,799円〜
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・ハン・ソッキュ ・ペク・ユンシク ・チョ・ウンジ ・キム・ユナ
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カスタマー平均評価: 3.5
フジテレビのガキ向け映画とは違います! '74年、一人の在日韓国人が大阪の交番を襲い警官から拳銃を奪い海を渡り当時バリバリの軍事政権下だった朴大統領の暗殺を企てるも流れ弾で夫人を殺害しただけで失敗に終る。この映画はその5年後の大統領暗殺事件を描いている。しかも今回は身内であるKCIAによって。それが如何に安易に計画され実行に移されて行ったか。その様にただただ慄然とせざるを得ない。正に激動の時代。そしてこの事件が80年5月の数千人の死者を出した民主化運動の光州事件へと繋がって行き、さらにこれが阪本順治が映画「KT」で描いた金大中誘拐事件へと繋がって行く。長らく伏せられて来た韓国暗黒史の1ページである。
韓国人じゃなければ理解できないかも 1979年10月26日、韓国の朴大統領が部下に暗殺されました。
この映画はその事実を許に、一部脚色がなされたフィクションとも、ノンフィクションともとれる作品です。
最後に朴大統領の実際の葬儀のシーンが流れますが、大統領の遺族により上映差し止めが申請され、
結局いくつかのシーンは削除されて公開されたそうです。
DVDでは削除シーンも含め、全て鑑賞できます。
事件があった10月26日午後から深夜にかけての、たった半日だけの話です。
事前に計画していたらしい中央情報部部長は、
大統領と酒席を共にした料亭に偶然参謀総長が来ているという理由だけで
突然その夜に実行を決め、大統領と警護室長を射殺してしまいます。
部長の腹心の大佐と課長、さらに彼らの僅かな部下は部長の思いつきに振り回され、実に皮肉な運命を辿ることになります。
たったこれだけの話ですが、正直なところ私はさっぱり理解できませんでした。
ハン・ソッキュ氏、ペク・ユンシク氏はじめ力量のある俳優が大挙出演しているので、
彼らには興味を惹かれるシナリオだったのでしょう。
ウリナラ(韓国人が自国民を指す呼称)の、かつリアルにこの事件を記憶している人でなければ楽しめないかもしれません。
名優ハン・ソッキュ氏のキレっぷりが面白かったので辛うじて星ふたつを謹呈しておきます。
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[ DVD ]
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ジャン・ギャバン主演 メグレ警視シリーズ サン・フィアクル殺人事件 [DVD]
・ジャン・ギャバン
【竹書房】
発売日: 2005-11-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,797円〜
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・ジャン・ギャバン
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カスタマー平均評価: 4
サン・フィアクル殺人事件 強面のメグレ警視が、生まれ故郷に帰って解決する事件。 日本風に言えば駄菓子屋さんとも言える店に聞き込みに行き、「おばちゃん、あめ玉おくれ。」と言って、店番の老婆に自分の事を思い出させるシーンが秀逸。 あのジャン・ギャバンが、こんな喋り方が出来るのか...。 字幕の訳も良いけれど、彼の洒落っ気が堪能出来る。 「殺人鬼を罠にかけろ=パリ連続殺人事件」も好きな作品では有るが、この場面だけでも観る価値はある。 明日閉館になると言う名画座で観た作品で、忘れる事の出来ない作品となった。
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