外国映画DVD店

ヒッチコック監督は気乗りしないまま作ったが、出来はさすが！
実力派製作者デヴィッド・Ｏ・セルズニックの招きで渡米し、いくつかの企画の中から消去法で選んだ、ヒッチコック監督アメリカ時代の第１作目です。いわゆるスリラー映画とはちょっと異なりますが、語り口の上手さは抜群で、特に後半はぐいぐい引き込まれます。ローレンス・オリビエもジョン・フォンテーンもセルズニックに押し付けられた配役で、ヒッチコック自身は決して満足していなかったようですが、個人的には悪くなかったと思います。
おびえるジョーンと凛々しいオリビエ
ヒッチコックのハリウッドデビュー作品。
普通、映画は原作を超えることが出来ないと言うが、ヒッチコックにかかると原作の面白み＋アルファが肌で感じ取られる。
是非、映画を観る前に原作を読んでいただきたい。
レベッカは、ちょっと時間が長いような気がする。
映画は出来るだけ９０分にまとめていただいた方が、より満足感が湧くのではないかな。
緊迫感の中の美しさ、ヒチコック女優シリーズの傑作
見る人の心理を自在に操るヒチコック得意の映画です。

緊迫感溢れる展開は、ヒチコック映画の中でも上位に入る映画。その緊迫感の中で格段にひかるジョーン・フォンテーンの静かな美しさにも必ず引き込まれてしまうはずです。この心理もヒチコックは織り込み済みなのでしょうか。ヒチコックの女優シリーズの傑作です。この映画で彼女のファンになった人も多いはずです。

ＣＧ映画を卒業し、映画自体のすばらしさに目覚めた若い人に勧めたい古典的作品です。 以後同じ筋立てのミステリーがたくさん生まれ、その意味でもルーツ的存在です。
レベッカ DVD
モノクロ映画で時代を感じさせる映画ですが、ヒッチコック独特の感じが出ています。幻想的でもあり、主人公のローレンスオリビエが主人に不信感を抱きいていく過程と、前妻のレベッカの幻影に怯える姿が実によく表現されている映画です。字幕も良いですが、日本語吹き替えもあると子供に見せられてもっといいんだけどな？（でも子供がこんな映画見るかっての！？）

『女帝エカチェリーナ』ハーレクインロマンス版か・・・
エカチェリーナ二世の結婚からロシア帝國の実権を握るまでを、回想形式で描いた 歴史物。しかし、恋多き女帝の生活を、過剰な濡れ場で綴るあたり、映画ながら ソープオペラっぽい。 しかし、舞台はロケをしたのか豪華だし、衣裳もなかなか贅をこらしてある。 史実に基づいた豪華絢爛ハーレクインロマンスといったところだ。 俳優陣もスターはいないが有名どころを集めてあって見応えはある。
エカテリーナ大帝の若き頃を描いた歴史劇
1997年ドイツ製。 1968年英国製の「キャサリン大帝」のリメイクと思われます。（ピーター・オトゥール主演、ジャンヌ・モローがキャサリン役） 前作はロシアのエカテリーナ２世に謁見するイギリス軍大尉の目を通してキャサリン（エカテリーナ２世）を皮肉に描いたバーナード・ショウの戯曲を映画化した作品。 本作はエカテリーナが回顧する形式をとっているため、イギリス人は登場しませんが、戯曲の皮肉を残して「キャサリン」と呼んでいるようです。 ジャンヌ・モローはフランスの大女優。本作でもエリザベータ帝として出演しています。監督も歴史劇の多い古い監督のようなので、ジャンヌ・モローのために用意された映画とも思われます。 ピョートル大帝の娘エリザベータ帝は世継ぎがないため、甥でピョートル大帝の孫にあたるピョートル（ドイツ人）と、母がロシア皇室の血統のキャサリン（ドイツ人）を結婚させ夫婦養子として迎えます。 ピョートルはロシア語を覚えず無能であったが、キャサリンはロシア語・ロシア正教を学び近衛貴族から慕われます。エリザベータの死後、ピョートルが即位するが、フリードリヒ大王にロシアの占領していた土地を返還してしまい、ロシアに大きな不満をつくる。近衛将校とエカテリーナはクーデターを起こし、即位。 エカテリーナはロシア帝国の領土を拡大し、偉大な女帝として長く統治し、ロシアの専制君主支配を確立。 仕事熱心なすぐれた女帝でしたが愛人はたくさんいたようです。本作はその面をとくにとりあげていますので、エカテリーナ女帝を尊敬する方からは低い評価を受けるかも知れません。 娯楽時代劇としては結構楽しめます。
歴史物をみたいならおすすめできない
歴史物、エカテリーナ２世については少し知っていたので見てみたけど
はっきり言って何だったの？ってかんじ。
陰謀があることも、野心があることもまあわかる。
恋愛ものと歴史物、兼ね備えたものにしようとして
結局中途半端になった感じがぬぐえない。
何を伝えたかったのかが、見えてこない。
特に最後の彼女の言葉。
自己陶酔ともとれる。

はっきりいって、買うほどの作品ではない。
女帝エカテリーナです。
タイトルの名前がアメリカ読みでつけられているので、架空の物語だと思いました。観たらビックリ！　あの有名な”女帝エカテリーナ”でした！　登場人物すべてがロシア読みでないので、ちょっと笑ってしまうほど威厳がない名前で呼ばれています。全然エロチックではなくて歴史物として充分に楽しめます。ただ、いつもかかわってくる男性が魅力的でないところが残念なところです。ラストでの老け顔はもっとリアルに（特殊メイクなどで）してほしかったですが妖艶なエカテリーナは素敵です！
出来すぎ！
女帝キャサリンをキャサリンが演じるというところは非常に出来すぎていて良い。エントラップメントでもコネリー相手にセクシーさを振りまいていたが、彼女の妖艶さは独特のものがある。モンローのような明るいセクシーではなく、何か策謀を思わせるミステリアスなセクシーさがあり、はまり役である。彼女のファンにはお薦めの１本です。