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[ DVD ]
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囚われの美女 [DVD]
・ダニエル・メスギィシュ
【パイオニアLDC】
発売日: 2000-03-24
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 6,800円〜
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・ダニエル・メスギィシュ
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カスタマー平均評価: 5
シュルレアリズムの傑作映画 私自身も美術の勉強を通じてシュルレアリズムを知り、それから小説や映画のシュルレアリズムを知るようになったので、ルネマグリットの絵画をモチーフとする本作品は非常に芸術的に感じられた。この映画は本国フランスでは大ブレイクしたそうだけど、日本ではパルコ劇場で単館ロードショウだったのが残念。日本人にはこうした芸術的感覚が不足しているように思えるので、ぜひ、全国の映画館で上映して欲しかった。
簡単にポイントを。いい映画だと思うけどなあ ルネ・マグリットの「囚われの美女」の作品を実にうまく使った、まさにだまし絵のような作品です。観客は常にマグリットの作品のモチーフや「囚われの美女」の構図、絵そのものが出てくるのでその意味に固執しますが実は、それは巧妙な監督の観客の意識をそらせる手段だったのです。なにかそこに意味を求めますが、そこにあるのは、主人公たる男の固執した女というだけなのです。まあ片思いの愛なんでしょう。またはあこがれ。 その対象たる女を固定するために、監督はこの「絵」を手段として使うのです。その背景の風景たる海で戯れる女の映像もその意味で実は引っ掛け。事実、7,8年も前に死んだはずの女ということで、どういう死に方をしたのか、提示してくれたとの解釈をするのですが、それももしかしたら主人公の頭の中での想像に過ぎないのかもしれません。 そしてこの絵のモチーフとモチーフの対象たる「囚われた女」の周辺を主人公はさまよいますが迷宮の中に入り込んだ形になります。 そして迷宮を出るためには「死」しかない、深い迷宮に入り込みました。まさに死の間際の甘美な夢が映像となってここに結実したのです。 なんというのでしょうか、私はすごく好きな映画です。本当に美女は出てくるのか?まあ少し活発的な美女(ぼかしはたぶんマスターにも入っていると思う)は出てきますよ。もう少し神秘性があっても良かったかも。 最後にシューベルトの弦楽四重奏はまさにこのような迷宮にぴったりの音楽だと思いました。逆に言わせていただきますと、シューベルトの弦楽四重奏を観るという感覚もこの映画の表現として合うのかもしれません。決して難しい映画ではありません。イメージの世界、描写の映画です。記号の意味がわかると簡単です。「街を歩いている半分は死者だ」なんて言葉にも注意かな。ボス=妻=死の使い。ボスからの電話がきっかけで、託された手紙が迷宮への切符です。その迷宮が好きな女の謎の死を探求するという意味と自分の死という両面があるのです。観ている人が少ないだけで話題にあがらないだけかと思います。
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[ DVD ]
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食人帝国 [DVD]
・メル・ファラー ・ロバート・カーマン ・ジャネット・アグレン
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2003-12-21
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 8,280円〜
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・メル・ファラー ・ロバート・カーマン ・ジャネット・アグレン
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カスタマー平均評価: 3
Nothing Special... ナイアガラとニューヨークで発生した連続殺人事件と姉の失踪事件の間に意外なつながりのあることを知ったアラバマ美女Sheila Morris(Janet Agren)は真相解明の為に東南アジアへ飛ぶ...。質より量の職人Umberto Lenziによる便乗映画であり、人民寺院事件をモデルにした点のみはユニークと云える作品です。ヒロインを淡々と演じるのは知る人ぞ知る世紀の駄作『バイオ・モンスター』でもヒロインを務めたスウェーデン美女Janet Agrenですが、元々御嬢様タイプの彼女にはこの手の映画は似合いません。
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[ DVD ]
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アラン・タムの怪談(オカルト)・魔界美女物語 [DVD]
・アラン・タム.ニー・シューチュン.セシリア・チェン
【ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン】
発売日: 2007-10-11
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 6,800円〜
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・アラン・タム ・ニー・シューチュン ・セシリア・チェン
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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ハマー・フィルム怪奇コレクション DVD-BOX SFアドベンチャー編
・ブライアン・ドンレヴィ ・アンドリュー・キア ・エリック・ポーター
【エスピーオー】
発売日: 2003-02-07
参考価格: 15,120 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 6,779円〜
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・ブライアン・ドンレヴィ ・アンドリュー・キア ・エリック・ポーター
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カスタマー平均評価: 4
どうしてこの組み合わせに・・・・ どうせならば「クォーターマス」ボックスとして欲しかったのだが そうなると、他の商品の売上に影響が出るということだろうか? なぜか「クオーターマス2」「同3」にスットコドッコイ怪獣映画の 「魔獣大陸」の組み合わせ。おかげで自分もこのボックスと 「原子人間」の単品を購入してしまったし。と、いいつつ実は「魔獣大陸」が一番好きな作品だったりするのだが、 この1本に限っては、どうも画質的には今ひとつなのが残念。
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[ Blu-ray ]
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「ジャンパー」発売記念アクションパック ブルーレイディスク2枚組 「ジャンパー」×「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」 [Blu-ray]
・ヘイデン・クリステンセン
【20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン】
発売日: 2008-07-23
参考価格: 8,990 円(税込)
販売価格: 6,922 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 6,700円〜
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・ヘイデン・クリステンセン
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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新・世にも不思議な物語 DVD-BOX
・ポール・ピーターセン; フランク・アシュモア; ルアナ・アンダース; ロバート・ウォーカー・Jr
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2007-11-21
参考価格: 16,800 円(税込)
販売価格: 16,800 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 6,700円〜
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・ポール・ピーターセン ・ フランク・アシュモア ・ ルアナ・アンダース ・ ロバート・ウォーカー・Jr
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カスタマー平均評価: 0
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[ Blu-ray ]
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未知との遭遇 製作30周年アニバーサリー アルティメット・エディション(2枚組) (Bru-ray Disc) [Blu-ray]
・リチャード・ドレイファス; テリー・ガー; ボブ・バラバン; フランソワ・トリュフォー; メリンダ・ディロン; ケリー・ガフィ
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2007-12-19
参考価格: 9,800 円(税込)
販売価格: 7,546 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 6,700円〜
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・リチャード・ドレイファス ・ テリー・ガー ・ ボブ・バラバン ・ フランソワ・トリュフォー ・ メリンダ・ディロン ・ ケリー・ガフィ
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カスタマー平均評価: 3.5
もっと もっと綺麗な画質に出来るような気がする画質。マスターがDVDと変わらないのか?フィルムグレインが少しジャマしてしまっている。光を美しく表現する画質にしてもらいたかった。いずれ再度レストアする筈だと期待している。
ひどすぎる荒い画面に愕然・・・ まあとにかく室内のシーンの画面のひどさ。せっかうBDでだすなら、マスターを綺麗にしてからにしろ!っというだけです。映画愛の無い人に作られたBDなら無用です。
Movie:3?4/5 Picture Quality: 3?4.5/5 Sound Quality: 3.5?4.25/5 Extras: 5/5 Close Encounters of the Third Kind (seamless)
MPEG-4 AVC BD50
Disc size: 49,688,551,851
DTS-HD Master Audio 5.1 Dolby TrueHD 5.1 24-bit (both tracks are upconverted from a 16-bit master)
Theatrical cut
2:14:41
Movie size: 36,620,150,784
Average Video Bit Rate: 22.79 Mbps
Special Edition (seamless branching)
2:12:29
Movie size: 36,062,017,536
Average Video Bit Rate: 22.79 Mbps
Director's Cut (seamless branching)
Running time: 2:17:13
Movie size: 37,348,374,528
Average Video Bit Rate: 22.85 Mbps
精密になりすぎた故の粗さも・・ 知らない人が買ったら「2時間15分の同じ映画が3本!」。映画ファンにはバージョンの小出しを好まない人も多い。でも、映画同好会や「遭遇好き人間」には、比較のウンチクを語ることが出来るので、大いに価値ある3バージョンだろう。画面の美しさはBlu-ray Disc ならでは。この映画を初めて映画館の大スクリーンで見たときの感動そのままだ。ビデオやTV放映ではこうはいかない。しかし、ハイビジョン大画面で繰り返し見た場合、どのバージョンにも粗い画像や立体性に欠ける背景がある。完全にDRM盤ではないのだろう。音響も重低音がすばらしく響く場面と逆に「モノラルか?」と思えるような場面があり、サラウンドの位相も変化するように思える。原盤のいじくり過ぎか?それともこちらの機器が飛躍的に発展したからか?
DVDからBDに買い換える価値あり 注目の画質については、冒頭の砂嵐シーンを初め高画質高解像度が絶対に必要な作品だが、
期待に違わぬ精細感だ。
前半は暗いシーンが多いので、高感度フィルムと大口径レンズの組み合わせで荒れた画質
なのだが、そういう条件で起きる「粗い粒子」やレンズの収差で画面の周辺の解像度が低下
して流れているのが見えて、とても映画らしい。
「砂漠で幽霊船が発見される」という「特別編」のために追加撮影したシーンは非常に
鮮明で、オリジナル版ヒットのために予算が付いて良い機材が使えるようになったんだな…
ということが一目瞭然なのもBD版ならではの発見だ。
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[ DVD ]
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ビヨンド 特別版 [DVD]
・カトリオーナ・マッコール ・デビッド・ウォーベック
【パイオニアLDC】
発売日: 2002-10-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 6,700円〜
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・カトリオーナ・マッコール ・デビッド・ウォーベック
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カスタマー平均評価: 4
お勧めはしない フルチの「地獄の門」「ビヨンド」「サンゲリア」「墓地裏の家」「マンハッタンベイビー」は自分の中では最高に好き。
ただし一般人にはお勧めしないし出来ない。たぶん優れたストーリーとか求める人は面白く感じないと思うから。(たいした話作れない人だし)
この時のスタッフは良かったフルチも言うくらいスタッフに恵まれてた時期
音楽・映像・雰囲気をフルチ味でまとめたモノを楽しめない人は、この他のフルチ観ても面白くないはず。というかガン見して真面目にストーリー追う作品じゃないからコレ。
自分は作業するときとかに、なんとなく流して気に入った音楽や画面をチラ見しながら楽しんでる。(ダリオ・アルジェントの映画とかも・・・「回路」とかも)
「考えるな。感じるんだ。」 イタリアンプログレホラーの大傑作。とにかくこの映画は考えないで心で感じて体験してください。何回も何回も繰り返し鑑賞(視聴)するうちに、フルチのイメージの素晴らしさが徐々に分かってくるかと思います。あとメインテーマもファビオ・フリッツィ中最高。「ランラララ!ラララララララ ランラララ…」にのせて白目のライザやエミリーやジョーや犬のベッキーやタランチュラが…。う?泣ける。
フルチ御大の大仕事。 「ビヨンド」。サンゲや地獄の門に続く最後のゾンビ映画。良い仕事をしている。
グロは問答無用で一番。音楽も良い感じ。
でも、これを批判するのも相当いるようだ。(当然か)「意味無い」とか「ムダにグロい」、「ストーリーが無い」とかメチャクチャ書いてるけど、そもそもフルチのゾンビ映画はそんなモノの集まりなんだから、どうこう言っても仕方ねえ。というか、そんな批判をする連中はフルチのゾンビ映画を見る必要無い。理解しようとしないので、ダメなのだ。
少なくとも、フルチのゾンビ映画は「グロ」という娯楽にだけ目を向ければいいのだから。
そんなわけで、この映画は傑作なのだ。バイオハザードでゾンビを知った顔してるティーンズに見せるべきなのだ。
音声仕様以外に関しては満足 海外盤では5.1ch仕様だったのが、
国内盤では2ch仕様とグレードダウンしてしまっています。
しかしながら画質はなかなか良いし、価格もこの手の作品にしては良心的だし、
素晴しいサントラまで収録されていて、個人的には満足出来たDVDです。
作品の内容に関してですが、フルチ監督はインタビューにおいて、
「悪夢を描いている」
といった趣旨のように、私個人としては受け取れる発言をしていました。
同じような作りの前作「地獄の門」は全体的に「汚い」というところが印象的で、
それはそれでスプラッター映画としては満点中の満点の映画なのですが、
この映画は過激なスプラッター描写に加え、
美しい演出と音楽がスプラッター描写と見事に融合し、
悪夢を描いた映画として見た場合、
こちらのほうがメリハリがあって飽きずに楽しめました。
したがって「見た目が命の映画」だと個人的には思っているので、
演出面での批判を目にしても何も感じませんが、
整合性云々で叩くのはどうなのかな、と思います。
フルチ監督はまともな作品も撮れる監督ですし、
真面目に話を考えたら流石にここまでムチャクチャにはならないでしょ。
フルチに乾杯 ゾンビ犬って発想が凄いよね(笑)ゲームのアローイン・ザ・ダーク並にドキドキしました。目を破壊さしたら右に出る人いないかもね。んでホラー映画わからない人は観るなよな(笑)つか全ての映画もな。ってぐらい俺はビヨンドが好きだ!まぁ勉強してから能書き垂れなさい(笑)と自分に言ったよ(笑)もう一度だけ。。。杯を高らかに挙げて目に力を入れて乾杯!ホラーの神に。。。
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[ DVD ]
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ハマー・フィルム怪奇コレクションDVD-BOX ~吸血!モンスター編~
・クリストファー・リー ・アンドレ・モレル ・ホルスト・ヤンソン
【エスピーオー】
発売日: 2002-11-08
参考価格: 15,120 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 6,680円〜
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・クリストファー・リー ・アンドレ・モレル ・ホルスト・ヤンソン
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カスタマー平均評価: 5
ドラキュラ・リー 【ドラキュラ・リー】という文学造語をご存じだろうか。クリストファー・リーの演じたドラキュラ伯爵像を小説や漫画で使用し、まったく新しいヒーローを生み出す事である。例えば伝奇小説の第一人者である菊地秀行氏は氏が小説の中で創造したキャラクターをクリストファー・リーのドラキュラ伯爵からインスピレーションを受けたと公言している。それほどクリストファー・リーのドラキュラ伯爵は多大な影響力を持つ存在なのだ。ベラルゴシの伯爵像も悪くないがやはりリーの伯爵像には及ばない。幼い頃、TVで観て震え上がったのをよく覚えている。良い意味でトラウマになった(笑)。このBOXは永久保存版の至宝である。
ドラキュラ映画の金字塔 ドラキュラは古今、多くの役者によって映画になったが、後にも先にもクリストファーリーのドラキュラを超えるものはないだろう。昔風の総天然色カラーが、不気味さに一層の拍車をかけている。音楽も良い。近年のような派手だけでひっぱるような内容でないことにも好感が持てる。
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[ DVD ]
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マウス・オブ・マッドネス [DVD]
・サム・ニール ・ジュリー・カーメン ・ユルゲン・プロホノフ ・ジョン・グローバー
【松竹ホームビデオ】
発売日: 2001-05-21
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 6,678円〜
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・サム・ニール ・ジュリー・カーメン ・ユルゲン・プロホノフ ・ジョン・グローバー
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カスタマー平均評価: 4
悪魔の書。 カルトの帝王ジョン・カーペンターのホラーです。失礼、ホラーがこの監督の本道でしたね。。
作家が悪魔の意のままに本を書いたとしたら、、、その本がベストセラーになり映画化され人々に取り返しの付かない影響を与え始めているとしたら、、。自分の人生を悪魔が書き直して、いつの間にか、自分は物語によって動かされているとしたら、、、。
結構、説得力があり面白かったですが、時折出てくる怪物を一切使わずに、そして、時折コケオドシ的な、音使いと、急に寄るカメラワークや、急に画面に被写体が出てくる、子供っぽい演出をやめて、、もっと、、例えばキューブリックのシャイニングのように、静かに狂気に変質していく心理戦に持っていったほうが怖さが引き立っていったのではないかと思います。そこが酷く残念でした。
夜の街を移動して、、ある橋を渡ると、、そこはいつの間にか夜が明けた小説の街になっていた。。
ちょっと、実空間と虚空間の結び方が、千と千尋の神隠しに似ています。
こっちの方がはるかに古いのですが。。橋って、別世界を結ぶものとしては良いトランジションなのかもしれませんね。
最後の主人公が映画館に入るシーンなど、良く出来ていて、ホントに、、全編こんな風に
怪物を使わず、心理戦に出来なかったものかと、、個人的にはホント悔やまれます。
コケオドシや怪物がなければ、、評価は5なんですけど、、。
現実が侵食されていく恐怖 素晴らしい作品です。雰囲気がたまりません。エンディングも凄くイイですね!
現実が侵食され、目に見える周囲のものが狂ってゆく。
その恐怖・世界観がしっかりと映像で表現されています。
見終わった後、あなたは自分の周囲を見回しているかもしれません。
「まさかね」と思いながらも…。
このB級感覚がたまらない。 ジョン・カーペンター監督が90年代に製作した作品の中ではもっとも良い。カーペンター監督はB級ホラーというものを本当によく理解している。妖しげな寺院、飛び散る血しぶき、おぞましい姿のクリーチャー、化け物と化した子供たちなどB級ホラーに必要な視覚効果はあまりにも充実している。このこけ脅しな感覚がまさにB級ホラーなのであって、間違ってもルイス・ブニュエルのようなシュールな映像ではだめだ。そんなことをしたら高級すぎてカーペンターではなくなってしまう。ラストもいい加減だがこれこそB級ホラーだ。このいい加減で安っぽくてわけ分からないところこそB級ホラーだ。彼は本当にこの感覚が飛び抜けていて素晴らしい。
H・P・ラブクラフト、P・K・ディック 以前見たときには、町から出られない恐怖などにぞっとした、いやわくわくしたものですが、最近見直したら今ひとつ薄味で、いよいよ感性が鈍ってきたか(笑)と自戒の念しきり。地図にない町に入ってからの描写、自転車乗りやホテルの絵画など秀逸だと思いますが、こういったものをもっと登場させて町を狂気の様に描いてほしかった。というのも、この作品は異形の存在の直接的な脅威よりは、現実と虚構の垣根が崩れていく様を、サム・ニールという俳優を使ってあぶり出していくことに力を注いだような気がするからです。そういう意味では、ディックをも思い出させた作品でした。それにしても制作側はクリーチャーには心血注いだらしいが、物体Xみたいなチュルチュル、バキバキした怪物は、お約束といえどもこの映画には似合わなかった、と思えてならないんですけど。辛口ですみません。音声はdtsも装備。
あなたのことが本に書かれたら・・・? この映画には本当に驚かされました。直接的な猟奇的表現はないものの、ストーリーの唐突さ、ラストのサム・ニールの顔、エンディング・クレジットが流れる中、私もひざを抱えて、画面を凝視していました。こちらまで気が狂いそうです。ホラーは数多く見てきましたが、最近の作品でここまでのめりこませてくれたのは久しぶりでした。必見!
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