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[ DVD ]
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夕なぎ [DVD]
・イヴ・モンタン; ロミー・シュナイダー; サミー・フレイ; ウンベルト・オルシーニ
【ビデオメーカー】
発売日: 2006-04-28
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,900円〜
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・イヴ・モンタン ・ ロミー・シュナイダー ・ サミー・フレイ ・ ウンベルト・オルシーニ
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カスタマー平均評価: 5
喜怒哀楽 イブ・モンタンの演技が素晴らしい大人の映画。ほかの方が述べられているので、見所、共感するところを中心に書きたい。はじめのほう、モンタンがノックをせずに部屋に入り、ロミー・シュナイダーが怒るのだが、あざ笑うかのように足で軽くドアを閉めるところ。軽やかなステップ、ここでの戦いはモンタンの勝ち、彼の役者が上である。ヴァンデの別荘に向かう前、シトロエンの窓が割れていて、くるっと振り返りサミー・フレイの車に向きなおすところ。たしした場面ではないのだが、このちょっとした動きがエスプリを感じさせる。変わって、シリアスな場面でも彼の演技が光る。ナイフを突きつけ彼女を追い出すときの目つき、バツの悪い表情で海まで迎えに行くときの、やつれ加減。憔悴しきった表情。日に日に増していくヴァンデでの喪失感。逃げるように車に乗り込み、途中睡眠、タバコを落として目が覚めるときの仕草。タバコを使って動揺を表現するのは「ギャルソン」でも見られた手法だ。自分の中でこの映画は、「ギャルソン」「友情」とならんで、70年代フランス映画界の良心クロード・ソーテ監督の3連作と位置づけている。「冒険者たち」の撮影で知られるジャン・ボフェティ。夏の明るい海辺の町と、風が強い灰色のヴァンデの海岸。フランスの田舎の風景の多様性と自然の美しさを再発見する。ロミー・シュナイダーの美しい髪のウエーブ具合と、衣装の緩やかなドレープと際どい胸元。ラスト、サンローランの白く縁取りされたパイピングジャケットの自立した洗練された着こなし。フランス映画の初心者は、このような映画をはじめての映画に選択してもらいたい。30代には30代の、40代には40代の...もちろんそれ以上の人にもその人なりの感じ方ができる、この映画は人生の先輩達が残した大いなる映画遺産である。
輝くロミー・シュナイダー 高校生の時に観ました。ロミー・シュナイダーの魅力の虜になりました。未だに解放されていません!何というか…キャラメルのような魅力です。2人の男に愛されるはずです。そしてイヴ・サンローランが衣装担当だったからか、映画館の入口で「リヴ・ゴーシュ(パリ、セーヌ川左岸)」というオードトワレのサンプルを頂きました。お陰で香りの世界にも目覚めてしまいました。私にとって記念碑的作品です。それがDVDで発売されるとは、ヤッター!!です。
ロミー・シュナイダー 1972年のフランス映画、今は亡きロミー・シュナイダーの代表作ともいえる作品です。
イヴ・モンタン、サミー・フレイと俳優もとても魅力的ですが、やはりロミーの美しさが
印象に残ります。人を包み込むような温かさと同時に、自分を強く持った大人の女性をしなやかにエレガントに
演じています。着ている洋服も髪型も何気ないけれど洗練されていて本当に優雅で素敵です。
映画全体のゆったりとした明るい雰囲気もとても良く、私にとっては何度見ても飽きない映画です。
おすぎさんの好きな女優さん ご存知の通り、映画評論家のおすぎこと杉浦孝昭さんは○カマとして有名で、彼(彼女?)は美しいのは男性しか認めないと公言されています。そのおすぎさんが文春文庫出版による「洋画ベスト150」の中で好きな女優にロミー・シュナイダーを挙げられている事に驚き、同時にロミーファンの私はすごく嬉しかった! ことに「夕なぎ」がお好きだそうで、女性を観る目の厳しい彼が彼女の演技力と美しさを認めて絶賛した事にひどく感動しました。 正反対の気性を持つ二人の男、その男たちの間で揺れ動く一人の美しい女。ロミー・シュナイダー演じるロザリーは大人の女性ですね。愛する事も愛される事も大切にするけれど最後には孤独な生き方を選択する。自分の気持ちに忠実で、でも聖母のような包容力も持っていて… 昨今ではあまり驚く事もなくなった女一人と男二人の共同生活という図式が新鮮に感じられて、フランスというお国柄を初めて意識した。 エンディングは舞い戻ったロザリーが窓辺の二人に向かって美しい微笑を投げ掛けてストップモーションで終わる。このエンディングの曲が素晴らしい。優美でメランコリックだけど希望も感じさせるリリックなメロディーは“夕なぎ”のような心地良さを残して印象深い。珠玉の秀作。
フランス映画の秀作です!! 一人の女(ロザリー)を愛する二人の男(セザールとダビッド)。この二人の男が意気投合し、奇妙な友情のようなもので結ばれていくところが面白い。二人をつなぐのはロザリーへの愛である。強引ともいえる会社(屑鉄屋)経営で成り上がってきた粗野だが人間味たっぷり、ロザリーが居なくなると子供のように暴れ、抜け殻のようになってしまうセザール。演じるイヴ・モンタンが素晴らしく、このセザールという人物そのものを生きている。対する芸術家肌のダビッド。演じるのはサミー・フレー。静かな中に鷹揚な抱擁力を感じさせて魅力的だ。彼もセザールという人物に惹き寄せられているかのように思える。二人の男の真ん中にいるロザリー。ロミー・シュナイダーがなんともいえない魅力で、彼女以外にこの役は考えられない。ジャケット写真でもわかるとおり、彼女の微笑みがセザール、ダビッド、観客をも惹きつける。大人の女の魅力であり、時に無邪気な子供のよう、男を包み込む母性的なものであったり。とにかく美しいです。海辺でロザリーの家族がピクニックするシーン、自然に二人の男もとけこんでいて楽しい。フランス映画ならではの恋愛映画、秀作です。
イザベル・ユペールが小娘といった感じで出演していて可愛い。画質は良好です。予告編付。なぜこの秀作が限定3000枚なのか?大きな疑問です。決してマニアックな映画ではないし、むしろ多くの人に楽しんでもらいたいと思うので・・・。
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[ DVD ]
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海のヴィーナス パック「イントゥ・ザ・ブルー」「ブルークラッシュ」 [DVD]
・ポール・ウォーカー ・ジェシカ・アルバ ・スコット・カーン ・ケイト・ボスワース ・ミシェル・ロドリゲス
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2006-12-16
参考価格: 2,980 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,599円〜
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・ポール・ウォーカー ・ジェシカ・アルバ ・スコット・カーン ・ケイト・ボスワース ・ミシェル・ロドリゲス ・マット・ジョンソン ・リジー・ウェイス
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カスタマー平均評価: 5
癒しですなぁ? 2作品共に背景が素晴らしい!! 出演者には悪いのですが「ブルークラッシュ」のハワイ・「イントゥザブルー」のカリブと実に綺麗なロケーションです。 ストーリーは共に有りがちな話だが、主演女優の魅力でカバーしてるかな?と感じました。
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[ DVD ]
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チェコ怪奇骨董幻想箱 vol.3 ヌーベルヴァーグ&ニューウェイヴBOX [DVD]
・ハナ・ブレチューバー ・ウラジミール・プホルト ・ユジイ・メンチェル
【エプコット】
発売日: 2004-04-30
参考価格: 15,120 円(税込)
販売価格: 15,120 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 9,990円〜
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・ハナ・ブレチューバー ・ウラジミール・プホルト ・ユジイ・メンチェル
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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デイヴィッド・リンチ BOX [DVD]
・デイヴィッド・リンチ ・ジャック・ナンス ・カイル・マクラクラン ・イザベラ・ロッセリーニ
【ハピネット・ピクチャーズ】
発売日: 2000-04-25
参考価格: 20,790 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,567円〜
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・デイヴィッド・リンチ ・ジャック・ナンス ・カイル・マクラクラン ・イザベラ・ロッセリーニ
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カスタマー平均評価: 4
リンチマニア デビットリンチの傑作を集めているので、映画好きにもリンチファンにも楽しめる。SFからバイオレンスまで幅広く活躍するリンチ監督だが、どの作品にも彼特有のじっとりとした湿度を感じる。デビット・リンチ作品を手軽に楽しみたい方はこのボックスで、ほとんど満足されるだろう。
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[ DVD ]
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パッチ・アダムス コレクターズ・エディション [DVD]
・ロビン・ウイリアムズ ・モニカ・ポッター
【ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン】
発売日: 2004-01-30
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,500円〜
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・ロビン・ウイリアムズ ・モニカ・ポッター
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カスタマー平均評価: 4.5
理想と手段の狭間 患者を番号ではなく名前で呼び、QOL(生命/人生の質)を高めることを目指して、貧しい人にも分け隔てなく医療活動を施そうとするパッチ・アダムス医師。この映画は実在するアダムス医師の手記に基づいた作品とのことです。
パッチ・アダムスが目指すのは患者の目線に立った医療です。彼が映画の終盤で語る次の言葉は印象的です。
「I want to become a doctor so that I could serve others.」
彼は患者に対してhelp(援助)するとは言わず、serve(奉仕)したいというのです。医師と患者が、医療技術を与える人と受ける人という上下の関係ではなく、医療サービスを提供する人とそれを利用する人という対等の間柄であることを目指す彼の姿勢が見て取れます。
硬直した医療現場に対して、彼の行いはあたかも池に放り投げた小石のように、最初は小さな、そしてやがて大きな広がりを持ったさざ波となっていきます。
しかし私はこの映画の脆弱な点を指摘せざるをえません。
彼は医師免許もないままに貧しい人々に大規模で計画的な診療活動を行なってしまいます。崇高な理想のもととはいえ医師でない者がこうした行為に及んで、仮に死亡者を出した場合の責任をどう考えるべきでしょうか。しかしその点を衝かれて彼は「What’s wrong with death?(死が問題か)」と開き直ってしまいます。これはやはり屁理屈でしょう。
手段を選ばずに自己の崇高な理想を追い求めても構わないと考える成績優秀な隣人を、私たちは本気で受け入れられるか。そう自問しながら見ると、私はこの映画にはやはり距離を感じてしまうのです。
崇高な理想を掲げて社会の制度を過激な手段で変革しようとする行為を、私たちは時にテロリズムと呼びます。手段はやはり選ぶべきであるという点からこの映画は目をそらしていると言えます。
人生に必要なもの それは、笑うということ・・・ そして誰かのために役立つということ。 死は誰にでもおとづれるもの。 人生というものの質を考えれば死など怖くない。 笑って、人間同士がコミュニケーションをとれば病気なんてならないのかもしれない。医者が治せない病気でも、まわりの人が助けることができることが沢山ある。実話にもとづいた映画というのもいい。 パッチ・アダムスのおかげで、何万人の人達が救われている。 クラウンドクターという言葉、今では欧米で定着しているようだ。
泣泣泣! ロビンウィリアムスの魅力満載! 笑わせてくれる!泣かせてくれる!感動させてくれる! 見事な三拍子です 笑いは笑いを誘い。元気を生み出し。幸せを作る。 人との関わりを暖かいモノに感じさせてくれる。 みんなで見ることも一人でも二人でも見れる作品。 感動作ロビンの演技に惚れ込んでしまった作品です。
いつか『発禁』になるかも・・ 〜もう言い古されたかも知れない小噺を1つ。 「おや、今日は○□さん来ていないネェ・・」 「ほんまやねぇ、どこか具合悪いんやろぅか?」 「病気治ったら、また通って来るやろ!」 診察受付前の診療所や病院の玄関が開くのを待ちながら、こんな会話を交わす『医療』が必要な人々。 〜〜 「国民皆保険」を誇る我が国で、その医療費を支える「元気な」労働者は本当に「健康保険」の受益者であり得ているのでしょうか? 〜〜 『笑い』が自律神経に作用して免疫を高め、ひいては疾病を駆逐する方向に働くと言う事は作品中でも述べられる如く、神経免疫学の近年の進歩によって、心理状態と発病の関係は驚くほど明瞭となり、全ての病気が心身症と思えるほどです。 〜〜 その事実を、身を以て患者に知らせ「友として」患者に接しようとする実在の医師・パッチの物語が、このような形で世間に流布され、これ以上(ある種の業界にとっての飯のタネである)一般人に知れ渡る事は非常に危険極まりない事だ! と、「業界団体」などは騒ぎ始めるかも知れません、『映画、パッチ・アダムスを発禁に!!』と。 〜〜 さぁ、そんな事態に至る前に、どうかご覧下さい! まずは今の医療環境に疑問を感じている、志ある医療関係者の方々こそ、真っ先にご覧下さい!! 〜
元気になる 落ち込んだときにこれを見ると不思議と元気が沸いてくる、そんな作品です。この映画を見ていると、前向きな気持ちになります。主人公を見ていると、人間が一番大事にしなければならないものは何なのかを思い出させてくれます。
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[ DVD ]
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十二夜 [DVD]
・ヘレナ・ボナム=カーター ・ベン・キングズレー ・イモジェン・スタッブス
【東北新社】
発売日: 2005-06-24
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,500円〜
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・ヘレナ・ボナム=カーター ・ベン・キングズレー ・イモジェン・スタッブス ・ウィリアム・シェイクスピア ・トレヴァー・ナン
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カスタマー平均評価: 4
映画化されたシェイクスピア喜劇の最高峰 喜劇の映画化は難しいのですが、その点からもこの作品は最高の出来です。演出を担当したトレヴァー・ナンの才能でしょう。道化の歌が醸し出す雰囲気もぴったり。
双子がからむ物語はシェイクスピアの定番のひとつですが、そんな設定の妙も理解することができます。
最初から最後まで名優たちの競演を楽しむことができます。大満足!
イモジェン・スタッブスの美青年ぶりに感心 イモジェン・スタッブスは、ジョン・キューザックらの政治ドラマ「トゥルー・カラーズ」くらいしか知らないのですが、「十二夜」とはだいぶ違う感じだったような。
ベン・キングスレーはいい顔してるなあ。しかし、戯曲を読んだときは、道化というくらいだから、もっとあからさまにピエロみたいな扮装かと思ったら普通の服装なのでビックリした。戯曲を読んでない人には、映像だけ見てたら、これが道化だということは分からないのでは?
原作読んだときも思ったけど、マルヴァリオはたしかにイヤな奴だけど、あそこまでの仕打ちを受けなくてはならない理由がよく分からない。みんな意地悪すぎ(笑)
マライアは、原作読んだときの脳内イメージでは、お姫様や双子の妹が宝塚風あるいは昔の少女漫画風のおめめパッチリ睫毛バッサ?って感じの風貌なのとは対照的な、小顔長身、顔は地味だけどモデル体型のクールな女性だったので、あんなオバサンだったことにビックリ。お笑い担当の二人組(サー・トゥービーら)はほぼイメージどおりだった(笑)
オーシノウ公やアントニオは影が薄くて、他のエピソードが進行中に、どんな顔してたか忘れちゃうのは困ったものだ。
全体的に長すぎるんじゃ?この内容なら1時間半くらいでタイトにまとめたほうがいいと思うな?。
シェイクスピアはこんなに楽しい! 「十二夜」は「ハムレット」とほぼ同時に書かれた、シェイクスピアの最高傑作の一つ。「ロマンチック・コメディー」という新しいジャンルを創始した記念碑的な古典作品でもある。船が難破して異国に流れ着いた女の子が、一緒に遭難した双子の兄を悲しむあまり、寸分たがわぬ兄の姿に男装する。するとその美しさに、何と異国のお姫様が一目惚れ。宝塚風のたわいもないお伽話なのだが、そこでは、ドタバタ喜劇と限りなく切ない恋物語が、絶妙のバランスを保って展開する。しかもその科白は、シェイクスピア全作品中もっとも詩的で美しい、言語表現の奇蹟というべき作品なのだ。この映画では、オリヴィア姫を演じるボナム・カーターのフェミニンな魅力と、難破船の女の子ヴァイオラ役のイマジェン・スタッブスの内省的な芯の強さが光っている。ホーソンやキングスレーといった男優陣も、イギリス最高の名優たちだ。ハムレットもヴァイオラも、ともに自己を隠して、狂気や異性という「他者」を生きる。二人は自己の外部にいながら、しかし決して自己を失わない。この試練に耐えるとき、われわれ人間の散文的な人生は芸術に変わる。シェイクスピアが女の子のお伽話の中に垣間見せるのは、「自由と美の同一性」という我々の最高の夢なのである。
ハッピーエンドと少しの苦い味 ストーリーはわかりやすいですし、魅力的な俳優さんたちが出演しています。 ボナム・カーター(オリヴィア役)はとてもキレイで、チャーミング。 ベン・キングズレー(道化役)は、すべてを見透かすような知的な存在感がありました。 それに、双子の兄妹がそっくりのキャスティングなので、最後に兄妹が同時に出演する場面にも違和感がありません。 ただし、執事を叔父のサー・トービーが騙してからかう場面など (シェイクスピアの時代には、笑いの場面だったのかもしれませんが)、 現代の感覚で見ると、やりすぎで、後味が悪いおふざけだと感じます。 驚きの楽しいハッピーエンドの展開となりますが、どこかに苦い味が残ります。 それも、十二夜の一つの味なのでしょう。
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[ DVD ]
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ホーリー・マウンテン [DVD]
・アレハンドロ・ホドロフスキー ・ホラシオ・サリナス ・ラモナ・サンダース
【エスピーオー】
発売日: 2003-07-04
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,500円〜
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・アレハンドロ・ホドロフスキー ・ホラシオ・サリナス ・ラモナ・サンダース ・アレハンドロ・ホドロフスキー ・アレハンドロ・ホドロフスキー
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カスタマー平均評価: 4.5
映画史に残る名作・奇作! レンタル屋で「ジョン・レノン大絶賛!」というポップを見て、借りてみました。確かに私の見た映画の中で、この映画ほど「すごい」と思わせてくれた映画はありませんでした。
支離滅裂な、夢の中の映像をそのまま映画にしたような作品です。心理学者のフロイトが観たなら、どういうコメントをくれるか??といった映画です。この映画を観ないで死ぬのは人生の損!?
インディペンデント映画 ヌーヴェルヴァーグの影響を受けて、ホドロフスキーが「エルトポ」に続いて映画を作ったが、何か中途半端。頑張っているな!とは思いますが、何か足りない。映画を私有物にしてしまった。これならオーソンウェルズ「審判」ジャンリュックゴダール「ウィークエンド」ピエルパオロパゾリーニ「ソドムの市」イングマール・ベルイマン「叫びとささやき」テオ・アンゲロプロス「旅芸人の記録」の方が見る価値あると思います。
こんな映画、他にはない(と思う) いやあ、これは見る価値がある映画だと思います。
傑作なのかどうかわかりませんが…、まあ、画面が面白い。
それに、妙な緊張感と、笑いが同居しています。
冒頭から変なボルテージ(例えば、キリストそっくりの人形を大量に並べて破壊し、最後にその顔を食べて、顔のない人形を逆さにし、風船をつけて空に飛ばす、といった面白いシーンもあります。)が最高潮で隙がありません。(後半になるにしたがい、ややボルテージが落ちていきますが、そんなのかんけいないです。ホントに。)
こんなに金がかかった変な映画は他にあるのでしょうか。(金がかかっていない変な映画は結構あると思うけど)制作費は回収できたんでしょうか。(結構ヒットしたらしいけど)
あまりにも面白いので、いろんな人に貸し出して布教していますが、誰もが呆れて(気持ち悪いという人もいました。それほどグロではなく、エルトポに比べればむしろ楽しく穏やかな雰囲気だと思うのですが)結局、最後まで見てくれません。(観る人を選びますね…)なので、アノ最後のシーンを見てくれていないのです。うーん、もったいない。腰を抜かすのに(変な意味でも…)
超然芸術とあっと驚くエンディング(まるで星一徹・・) 大富豪たちが欲望全てを断ち切って導師に導かれ幻のホーリーマウンテンをめざす・・といったストーリーです。が、正直ストーリーどうでもいいです。もの凄ーーーくお金をかけて前衛芸術を二時間強延々と垂れ流す、究極の贅沢映画です。故に意味はさっぱりわかりません。おそらくホドロフスキーがおクスリでいっちゃてる瞬間にひらめいたことを映像にしてるのでしょうから・・映画好きよりも山海塾やピカソ、ダリ、ジャコメッティのような前衛芸術に共鳴できる方におすすめします。あ、見終わったあと物凄い放心状態になりますので覚悟して下さい。(追伸見終わったあとシベリア超特急1が頭にうかんだのは私だけ・・・?)
行き過ぎたかな。 良い映画だと思います。 ただ、この監督は予算がありすぎると、ちょっと使いすぎるというか、 無駄に?金を使うみたいですね。この映画は監督が一番お金使えた映画だと思いますし、それだけの写真は撮っているのです。 しかし根底のテーマは「エルトポ」と、実は変わっていないんです。そういう意味で地味な「エルトポ」、派手なこの映画と考えることも出来ると思います。派手な部分、すごい映像はふんだんに含まれてます。 やはりこの映画も、人生探索と修行、が語られているのですが、派手なシーンを使って表現するもんですから、映像を楽しむとともに嫌悪感をもたないで観ていただきたいと思います。 お金使いすぎちゃうから次の作品とれなくなっいちゃうんですね。この監督。その意味で!もう二度とこの大掛かりなものは観ることは出来ないと思います。と言うことはお勧めです。
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[ DVD ]
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バディ・ホリー・ストーリー [DVD]
・ゲイリー・ブッシー
【ビデオメーカー】
発売日: 2006-12-25
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,500円〜
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・ゲイリー・ブッシー
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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グリーンフィンガーズ [DVD]
・クライヴ・オーウェン ・ヘレン・ミレン ・デビット・ケリー ・ウォーレン・クラーク
【メディアファクトリー】
発売日: 2001-10-05
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,500円〜
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・クライヴ・オーウェン ・ヘレン・ミレン ・デビット・ケリー ・ウォーレン・クラーク ・ジョエル・ハーシュマン
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カスタマー平均評価: 4.5
ホントは、あったかい人たち イギリスの囚人庭師たちの実話がもとになったドラマ。
人殺しや盗みなどで刑務所に入っている男達。
刑務所内での仕事として、ガーデニングを始める。
その仕事ぶりが評価され、
女王陛下も鑑賞するフラワーショウへの出場が決定する。
どう見ても、怖いお兄ちゃんが
種をまいて、土をポンポンと優しく叩く姿には笑えた。
また、ガーデニングを通して
心を通わしていく囚人たち。
仲が良いというのは、いいなーと
しみじみ思いながら見てました(涙)。
ラストの囚人たちの笑顔がステキでした。
**木漏れ日のように暖か…** クライヴ・オーウェン演じる囚人コリンが、ひょんなことから個性豊かな囚人仲間と共にガーデニングを始めることに…。
ガーデニングを通して「命を育てる」ことに人生の満足感を見出していく主人公の姿が、個性豊かな囚人仲間との触れ合い、そしてロマンスを交えてコミカル&ハートフルに描かれた、本当に心温まる作品。
この作品の一番の魅力はなんといっても個性豊かな囚人達。
特に光っているのが相部屋のお爺ちゃん!
彼が口にする言葉の一つ一つが、まるで乾いた土壌を潤おす水のよう…
お爺ちゃんの台詞から一つ。
「逆境は君の友達だ。不幸と友達になれ―さもないとイライラするぞ。」
笑って微笑んでちょっとホロリ…
画面に広がる緑、風の音、鮮やかな花々が本当に美しい。
漏れ日のように温かい映画…本当に愛すべき作品です!
口答えをしないから植物を愛せる 『英国でベルフラワーを育てる自由』(by ポーラ・デイツ 1998年)という、イギリスの囚人達が行っているガーデニングについての記事を目にしたプロデューサはこれをヒントに
映画を作製。
ほんわかとしたなんともいい内容の映画です。
オープンな囚人収容施設であるエッジフィールド更生刑務所に人生をあきらめた男が移送された。彼は実の弟を殺してしまったという過去がある。
家族から見捨てられ自分の人生をあきらめてしまった男、コリンはある日、刑務所の所長から庭造りを命じられた。コリンのほかに所長が庭造りの仲間に選んだ男たちは四人。
それぞれ、個性が強い上にどうも庭造りにむいてるとは言いがたい。
しかし、所長に命じられたとおり、庭作りに励んでるうちに、コリンには園芸の才能があるということが判明。どうやら緑の指”グリーンフィンガーズ”の持ち主らしいのだ。
そんな囚人にわか庭師集団の彼らに舞い込んできたのはクイーンも鑑賞するという
ハンプトンコート・パレスでのフラワーショーの話だった。
その話が舞い込み喜ぶ囚人庭師軍団であったが、問題がひとつあった。
緑の指をもつコリンの刑期はフラワーショーが行われる頃には終わってるのだ。
彼なしでは彼らのガーデンは完成などありえない。さてどうするコリン?
ということで、囚人が一生懸命庭師となる話なのですが、これが面白い。
なんといっても寡黙な主人公のコリンがいい。
それに個人的な問題で、冒頭に流れてきたステレオフォニックスの歌のおかげで
一気に映画にのめりこんでしまったのよね。
コリンの同室となった風変わりな自称絵描きの爺さんファーガス、このひとウェイクアップネッドディヴァインにも出ていた人ですね。
この人とコリンのやり取りが映画の中ではコミカルでいいですね。
それから、ガーデニング界のカリスマ、ジョージナ・ウッドハウス
と彼女の娘プリムローズの関係。
ウッドハウスはコリンの庭師としての才能はみとめつつも、娘が囚人と恋におちたという事実は受け入れたくない。
娘とけんかした後に、ジョージナがぼそっと、口答えをしないから植物を愛せるとのようなことをいうのです。
これもなんだかわかるようで面白い台詞だな?とおもいながらみてました。
この映画ほんわかほんわかしたなかに特有のユーモアがあってすごく面白いのですが、ただそれだけでなく考えてしまう内容もあります。
たとえば、社会的にオープンな刑務所って如何なんだろうかということ。
人を殺めてしまい他人の命を奪ったコリンのような囚人たちが、ガーデニングを通して命を与え育てるということで尊さを学んでいったということ。
罪を償うって一体ど?ゆうことなのかな?となどちょっと考えてみたりしてました。
期待しないで見た映画だっただけに最後のシーンはなんだか感動してしまいました。
tears for fearsの曲が流れるなか種まきというのもなんとなくほほえましかったですね?。
まさに、ヒューマンドラマ!静かだけど熱い映画です。 「人生色々」とは古くから言われているセリフですが、本当に色々な人生があるものです。この映画では静かですが、とても熱くドラマティックな展開があります。殺人者からガーデナーまでの変遷、15年ぶりの恋愛、老人と若い世代とのコミュニケーション、どれも深いテーマですが、淡々と語られていきます。
でも、とってもコミカルな味付けがされていて見ていてこのままずっと見ていたい!」と思わせる映画に仕上がっています。
*ちなみに"greenfingers"とは”天才庭師”という意味だそうです。
洒落てますよね。
人間の愛を感じました 刑務所に入っている5人が与えられた仕事は「ガーデニング」。 イギリスならではだなぁ、と思わされます。 彼らは一見「怖い」のですが、一端スコップを握ると、 全員が「心優しい人間」になります。 彼らは植物を育てることで、いのちに直に触れ、いのちの尊さや大切さ、そして愛することを学んでいきます。 恋をしたり、友人を気遣ったり、ガーデニングショーへの参加を 夢見たり、人間味溢れる温かい彼らに胸を打たれます。 本当にあったこのお話から、もう一度「自分」を振り返ってみませんか?
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[ DVD ]
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秋のソナタ [DVD]
・イングリッド・バーグマン
【ハピネット・ピクチャーズ】
発売日: 2000-04-25
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,500円〜
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・イングリッド・バーグマン
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カスタマー平均評価: 5
母と娘の絆 母と娘の絆、親と子の絆は子供にとって不利である。ベルイマンはこの映画を作った時もまだ自分の父親に対する愛憎に苦しんでいたのではないか?と思わせる。
華のあるバーグマンをあえて配役することによりリヴ・ウルマンの娘の方が老けて見える様にしている。母と娘の愛憎劇は心理サスペンスの如くお互いの心の防波堤が決壊するまで続く。
それでも娘は失われた母親との絆を取り戻そうとしている。当の母親にはその絆はすでに失われているのに。親と子の関係において子供は不利である。例えどんな親であろうと子供は親を信じ求めてしまう。虐待されても親の元を離れない子供が多いように。同じソナタでも娘のソナタは元の絆に戻ろうとするソナタで、母親のソナタは親になる前の一人の女に戻るソナタなのだ。母と娘のソナタの連弾は永遠に調和しないまま奏でられるのである。
親と子というのは血がつながっている分、実は他人以上に真には和解できないのかもしれない。
イングマール・ベルイマンの母娘劇 ノルウェーの田園で暮らすエバァは夫ヴィクトールの牧師館に、著名なピアニストの母シャルロッテを招いた。
夜更けとなりエバァは、子供の頃の母に対する怒りをシャルロッテに爆発させた。
シャルロッテはエバァの思いを受け入れたように見えたが、その翌日には帰路に着くのだった。
この映画は、人の心のひだに刺さった棘を拡大鏡で見るような、心痛の原因を解析して公開するような、観客がいたたまれなくなる映画である。
母と娘の絆を問う傑作。
重々しいショパンの調べ スウェーデン出身の大物女優イングリッド・バーグマンを起用したことでかなり興行を狙った作品なのかもしれない。今まで割りと2枚目役で登場することの多かったリブ・ウルマンが、丸眼鏡をかけた内向的なジミータ娘を好演している。(ヨンさまは登場しないので念のため)
家族よりもピアニストとしてのキャリアを選んだ母親シャルロッテ(イングリッド・バーグマン)。退行性脳性麻痺を患っている妹ヘレナに会わせるべく、エヴァ(リヴ・ウルマン)はシャルロッテを家に招くことにした。
この映画で紹介される親子の関係は、最初からものの見事に破綻している。エヴァが母親を家に招いた理由も、過去の罪に良心の呵責を覚えさせるためであり、エヴァにさんざんなじられたあげく逃げ出すように帰っていったシャルロッテも、「あんな娘(ヘレナ)死んじゃえばいいのに」という残酷な言葉をふと漏らしたりする。
母と娘の人生はどこまでいってもパラレル状態であり、けっして交わることも和解することもない。重々しいショパンの調べが、湖に映る鉛色の空のようにすっきりしない両者の関係を、より不安定にしているようだ。
私はただ、己の信じた道を生きてきただけ。 中年期を過ぎても尚、瑞々しい聖女の様な美貌を失わない女優イングリット バーグマン主演の名作、映画(ガス塔)(追想)で2度のアカデミー主演女優賞を獲得しているスターの演技力が光っています。
実生活でも30代で当時、医者であった1度目の夫と一人娘を捨ててイタリアに渡り、不倫の末に新進の監督ロベルト ロッセリーニと再婚、アメリカを追放された彼女は成人をするまで娘のピアに会えませんでした、にもかからわず、今回の作品で夫と娘をないがしろにし、自分最優先で生きてきた母親役を演じるにあたり、こんな母親が実在する訳がないと信憑性について監督に意見し、監督を唖然とさせたのは有名な話です、悪意なく己の夢に突き進む、しし座の彼女に相応しい生き様ですね、実際、この役は実生活での彼女の姿に最も近いのではないでしょうか?。
母と娘、知られざる確執 ハリウッドの黄金期を代表する女優イングリッド・バーグマンの最後の映画作品。しかし、強調する点は本当にそこなのか。 映画の中で発せられる台詞のどれもが、まさに現実の母と娘のやりとりのようで心に突き刺さります。血が繋がっているとはいえ、深いところで起こっている確執が時にあふれんばかりに吹き出し、とめどもない涙に変わります。 ベルイマン映画の女優L.ウルマンの長い台詞は、見る方を捉えて離しません。圧巻でした。台詞でここまでものを言わせる映画はこれが初めてです。 90分弱の小さな作品ですが、見応えはたっぷりです。必見としましょう。
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